初心者の方も釣り好きの方も必見!慶良間で釣りを楽しもう!
目次
慶良間諸島ってどんなところ
慶良間諸島とは、沖縄本島南部の那覇市から西に40kmの場所にある、大小20あまりの島々のことを指します。
沖縄本島と慶良間諸島の中間の海域にある「チービシ環礁」も、慶良間諸島に属しています。
2014年3月5日には、31番目の国立公園「慶良間諸島国立公園」として指定され、近年国内外から注目を浴びているエリアです。
慶良間が人気を集める最大の理由は、やはり離島ならではの美しく綺麗な海。
例年、海水浴客などで賑わい、さまざまなマリンレジャーのスポットとしても親しまれています。
2005年には、渡嘉敷島と座間味島の一部・2015年には慶良間諸島全域が「ラムサール条約」の登録地とされ、2009年には座間味島と島内の古座間味ビーチが「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の2つ星を獲得するなど話題となり、海外からのダイビングを目的とした観光客も増えてきています。
そこで今回は、慶良間諸島の魅力や、釣りについてご紹介させていただきます。
沖縄への旅行計画を立てられている方は、ぜひ参考にしてください!
慶良間の魅力
慶良間諸島の海の特徴は、その驚くほどの透明度です。
沖縄エリアの海は、もともと透明度が高いことは有名ですが、中でも慶良間諸島は世界屈指の透明度を誇ることから「ケラマブルー」と称されるほどに美しく、世界トップクラスの透明度と言ってもいいでしょう。
世界を魅了するケラマブルー
世界屈指の透明度を誇る「ケラマブルー」の美しさは日本国内にとどまらず、世界中のダイバーをも虜にしています。
一度潜ったら忘れられないということで、何度もリピートして訪れるダイバーも多く存在しているのです。
マリンアクティビティの聖地
慶良間諸島は、ウミガメの産卵地としても有名なので、ウミガメに遭遇できる可能性があります。
しかも、ウミガメのエサとなる海草は水深の浅いところにもあるため、ビーチから見えるような浅瀬に、ウミガメが現れることもあるようです。
もちろん、野生の生物なので確実に会えるとは言い切れませんが、ウミガメに会いに行くシュノーケリングやダイビングのツアーなどは、毎回多くの参加者で盛り上がりを見せています。
このように、慶良間はまさにマリンアクティビティの聖地ともいえるスポットなのです。
慶良間は、その生態系も豊かです。
例えば、ビーチから歩いて行ける場所にいろいろな種類のサンゴが密集しており、その数はなんと約250種!
日本の珊瑚の約60%が、慶良間諸島に生息していると言われています。
泳ぎに自信のない方や小さなお子さん連れでも、真っ白な砂浜やサンゴをビーチからぼーっと眺めているだけでも、心が洗われていくような価値ある風景です。
壮大な大自然
慶良間は、海だけでなく島全体に広がる大自然も大きな魅力のひとつです。
例えば、慶良間諸島の阿嘉島と橋でつながる慶留間島は、座間味村の中で一番小さな有人離島です。
フクギが並ぶ静かな集落や畑の中を進むと、ゆったりと時間が流れていて、どこか懐かしさを感じるような情緒のある雰囲気です。
また、島には手つかずの自然が随所に残っており、天然記念物であるケラマジカの保護区にも指定されています。
このように、自然豊かな暮らしが息づく小さな離島です。
また、渡嘉敷島は起伏に富んだ地形となっており、山林が発達しているため、マリンアクティビティだけでなく、トレッキングやネイチャーウォーキングも楽しむことができる緑豊かな島です。
海と緑が織りなす自然溢れる美しい景観は、一見の価値ありですよ。
ケラマブルーの魅力
ひとたび海中に潜れば、数十メートル先まで見渡すことができるほどの透明の世界。
そして、沖縄ならではの白い砂地に太陽の光が反射して繊細で綺麗な輝きを放ちます。
クリアな海中世界で、美しいサンゴ礁や色鮮やかなトロピカルフィッシュたちが泳ぐ…そこは本物の竜宮城のような、幻想的な魅力に溢れた世界です。
大漁!慶良間での釣り
さまざまなマリンアクティビティのツアーが開催されている慶良間諸島ですが、実は入り組んだ地形の島々が外洋に面しているという条件から、釣りにもとても適しているエリアといわれています。
大自然に囲まれた慶良間で、目一杯釣りを楽しみましょう!
釣りの楽しみ方
慶良間では、釣りの楽しみ方もいろいろあります。
漁港での手軽な釣りはもちろん、磯釣りやファミリーで手軽に体験できる沖釣り、そして外洋に出ての本格的なトローリングと各種の釣りが楽しめる、釣り好きにはたまらないエリアです。
慶良間で楽しむ釣りの魅力
ヨスジフエダイやヤガラなどの、本州ではなかなか出会えない魚を釣れることが、慶良間で楽しむ釣りの魅力です。
どんな魚と出会えるのだろう?と期待に胸を膨らませながら、南国ならではの綺麗な海で、のんびりとした気分で釣りを楽しみましょう。
初心者でも簡単に釣れる
釣り体験ツアーは、釣具レンタル付きなので、手ぶらで参加できます。
また、海人が釣れるポイントを案内してくれるので、釣り初心者や小さい子供連れでも飽きずに楽しめるアクティビティです。
絶景の海を眺めながら楽しめる
抜けるような青空、どこまでも透明な海のきらめき、そして周りを囲む島々を眺めながらのフィッシングは、最高に贅沢な気分になれます。
万が一釣れなかったとしても、この景色を見られるだけでも、日々の疲れが癒されること間違いなしです!
釣った魚を食べることもできる
釣った魚は持ち帰って、あるいはその場で食べることができるプランもあります。
自分で釣りあげた魚は、おいしさも格別です。
普段は味わえないような新鮮な魚に、舌鼓をうってください。
慶良間で釣れる魚とは
カツオ、イロブダイ、グルクン、タマンなど多くの種類の魚を一年中釣ることができます。
南の海の豊かな自然の中で、時間を忘れてフィッシングに没頭できます。
そのほか、ガーラ、カチュー、ミーバイ、シチュー、カジキマグロなど、ありとあらゆる獲物が狙えます。
グルクン
沖縄では、釣りでも食卓でも一般的に親しまれているグルクン。
釣り方やポイントが決まっているので、初心者の方にも釣りやすい魚です。
全国的に流通することはほとんどないため、無事釣り上げたら、ぜひこの機会に食べてみてください。
おすすめレシピは、唐揚げです。
ミーバイ
沖縄高級魚・ミーバイ。
適度にのった脂がおいしく、淡白でありながら噛むほどに旨味が増す白身魚です。
クエやアラと同じような甘みを持った上品な味わいで、お刺身や煮付けはもちろん、ソテーやムニエルといった洋風のアレンジも絶品です。
トカジャー
正式には、ニセカンランハギ。
本種をはじめクロハギ類をトカザーとかトカジャーと、呼ばれています。
サンゴ礁域で群れを作っているので、水揚げが多く、安価で手ごろな魚です。
少し臭みはありますが、料理法によってはとてもおいしくいただけます。
慶良間でできる釣り
入り組んだ島々の地形と、少し沖にいっただけで外洋にぶつかるという恵まれた条件から、フィッシング好きが多く訪れる慶良間諸島。
磯釣りも沖釣りもどちらも楽しめて、ウキ釣り、ぶっこみ、フカセはもちろん、ビッグフィッシングも堪能することができます。
フカセ釣り
フカセ釣りとは、仕掛けにウキを使用せずにエサやハリ、糸の重さだけで仕掛けを海中に漂わせて(フカセて)魚を誘う方法です。
魚をおびき寄せるために辺りにマキエをまき、同時に仕掛けをマキエと一緒に潮流に乗せることで、魚が違和感を持たずにエサを喰いついてくれます。
潮の流れを読み、撒き餌の動きを予測する技術が必要なので、やや上級者向けの釣り方と言えます。
磯渡し
渡船で沖磯や地磯に渡ることです。
瀬渡しともいいます。
まずは釣りたい魚を決めて、ターゲットの魚が良く釣れる磯を決定します。
渡り船でポイント向かい、釣りを行う方法です。
打ち込み
打ち込みとは、エサを付けた針を魚がいるポイントに打ち込んで(投げ込んで)、そのまま魚がエサに食いつくのを待つという釣り方です。
ウキ釣りのように竿を手で操作するのではなく、竿を器具に固定しておくのが一般的です。
また、対象魚が好む水深の深さ、エサ、習性などを見極めて、仕掛けを調整するスキルや知識が求められるので、比較的上級者向けといえるでしょう。
スルルー
沖縄発祥の磯釣りの一種です。
スルルーとは沖縄でいうキビナゴのことで、これをウキ止めをつけない全遊動仕掛け(スルスル仕掛け)でするする送り込んで、大型魚を狙うというフィッシングスタイルです。
ターゲットはカンパチやヒラマサ、ブリなどの回遊魚をはじめ、ハタなどの根魚やハマフエフキなど、キビナゴを食べる魚なら何でも狙うことができます。
地元民おすすめの釣りスポット
ここでは、地元の方々がおすすめする釣りにぴったりのポイントをご紹介します。
地元民だけが知るような隠れた穴場スポットで、大迫力の釣りを楽しみましょう!
嘉喜瀬
無人島で磯釣りの大物ポイントです。
グルクン、ガーラ、ヤマトナガイユー、トカキン、カチュー、トカジャー、ヒレーカーなど、豊富な魚が釣れるスポットです。
おすすめポイント
よく釣れると評判のため、比較的釣り人が多く集まっているポイントです。
先客がいることもしばしば。
中には、50kgのミーバイを釣り上げた人もいるという、大型魚を狙えるポイントです。
那覇空港からの行き方
阿嘉島阿嘉地区の南西約3.8kmに位置する無人島で、船で行くことが可能です。
ベーベー
慶良間の小さな無人岩です。
こちらも大物が釣れると言われています。
おすすめポイント
沖目には、ヒレーカーやイスズミをはじめ、カーハジャー、スマなど多くの種類の魚が釣れます。
スルルーやフカセ釣りで、挑戦することをおすすめします。
那覇空港からの行き方
べーべーは黒島離れの近くにあり、船で行くことが可能です。
気軽に釣りを楽しみたいならツアーに参加しよう!
釣り初心者の方でも、ツアーに参加すれば気軽に釣りを楽しむことができます。
必要な用具一式を貸してくれるので、ご安心ください!
また、地元のガイドが釣り方のレクチャーをしてくれたり、良く釣れるポイントを教えてくれるので、個人で行くよりも有意義なフィッシングタイムを過ごすことができるでしょう。
まとめ
今回は、慶良間で楽しめる釣りについて、ご紹介させていただきました。
都心でも釣りを楽しめるスポットは、たくさんあります。
しかし、南国沖縄、それも世界のダイバーたちからケラマブルーと称されるほどに美しい慶良間の海での釣りは、別格です!
釣果の良し悪しに関わらず、眺めているだけで心が癒されていくケラマブルー。
ここでしか味わえないフィッシングを、ぜひ体感してください!
最後までお読みいただきありがとうございました。