宮古島ってどんなところ?慶良間諸島から行ける?慶良間と宮古島を徹底比較
目次
宮古島と慶良間諸島の魅力や観光スポットをご紹介
国内屈指の人気観光県である沖縄県は、広域の海にたくさんの島々が点在している県であり、その中にはいくつもの観光島が存在しています。
政治経済の中心でもある沖縄本島はもちろん、一大リゾート地としての成長を遂げた石垣島や世界自然遺産の候補地である西表島などは、特に人気のスポットです。
それらの島と並んで高い人気を誇るのが、沖縄本島から300kmほど南西に位置している宮古島。
そして、今回ご紹介させていただきたいのが、沖縄本島からの日帰り観光が楽しめる慶良間諸島。
今回は、宮古島と慶良間諸島の魅力を取り上げていきたいと思います。
どちらの島も南国ならではの魅力が詰まっているので、沖縄旅行の際の参考にして頂ければ幸いでございます!
宮古島と慶良間諸島の距離
宮古島と慶良間諸島の間は、260kmの距離で隔てられています。
宮古列島と慶良間諸島はそれぞれ全く異なる土地の区分なので、同じ沖縄県内とはいえ、行き来するのは容易ではありません。
慶良間諸島から宮古島へのアクセス
宮古島は、沖縄県内でも上位の広さと人口を有している島であり、列島内には2つの空港が存在しています。
主な玄関口となるのは、2つの空港のうち老舗である宮古空港。
全国の大都市圏の空港からの直行便か、那覇を経由しての飛行機移動が、宮古島を訪れるための手段です。
一方、慶良間諸島はそれぞれのコミュニティ規模は大きくなく、諸島内に空港は存在していません。
慶良間諸島から宮古島に向かう場合、那覇へ戻ってから宮古島行きの便に搭乗する必要があります。
そのため、一度の旅行で両方の観光を楽しむことは、基本的に難しいでしょう。
宮古島ってどんなところ
宮古島は、160km²弱の広大な面積を誇る島で、伊良部島や下地島、池間島、大神島、来間島などいくつかの島と共に、宮古諸島を成しています。
沖縄本島と同様の亜熱帯気候が特徴であり、一年中温暖な気候下で、アクティビティやマリンスポーツを楽しめる一大リゾート地です。
宮古島への行き方
上述の通り、宮古島への交通手段は飛行機のみで、フェリーなどは就航していません。
全国の主要都市や那覇からの便を用いて向かう必要があり、那覇からは約45分のフライトで到着することができるでしょう。
宮古島の魅力
人口55,000人の不自由なく過ごせる規模の都市があり、宿泊施設などのリゾート環境も整っている点が、宮古島の魅力です。
いくつかの島と隣接しており、その島々との間に海を跨ぐ形で巨大な橋が渡されている風景も、ユニークなポイントでしょう。
また、伊良部島などの周辺の島には、多数の景勝地やアクティビティスポットがあるため、1つの島だけで完結せずに発展性のある観光を楽しめるのは、他の島にない大きな魅力となっています。
青く輝く海
宮古島は、海底のサンゴ礁が隆起することで生まれた島であり、島の砂浜は長い年月をかけて砕かれたサンゴ由来の真っ白なコーラルサンドで形成されているのが特徴です。
海底も同様に真っ白なサンゴの砂で覆われていて、それが太陽光を反射することで海の青色が強調されています。
その海の美しさは宮古ブルーと称され、白く清らかな砂浜と爽やかな青色の海のコントラストは、つい見惚れてしまうような景観を生み出しているのです。
多種多様なアクティビティが楽しめる
海が美しい宮古島は、アクティビティを楽しめる環境が整っています。
シュノーケリングやダイビングをはじめ、SUP、カヌーにカヤックなど、海で行えるアクティビティのバリエーションは、非常に豊富です。
さらに、面積の広い宮古島は陸地の自然景観にも恵まれており、洞窟を探検できるケイビングや夜間の天体観測など、とにかく多岐に渡るアクティビティを楽しめることが魅力的です。
子供から大人まで楽しめる
宮古島の大きな魅力は、年齢を問わず誰でも観光を楽しめるスポットであることです。
リゾート化された土地なので、アクティビティツアーの内容も多彩です。
幼いお子様やご年配の方でも楽しめるよう、体力面を配慮したプランが、多く用意されています。
大自然の中で思いっきり体を動かすも良し、落ち着いて景観を楽しむも良し、という楽しみ方の幅広さにおいて、宮古島は非常に観光しやすいスポットといえるでしょう。
地元民おすすめの観光スポット
それでは、宮古島の中から特に人気の高い観光スポットを3ヵ所ご紹介させていただきます。
地元を熟知した住民目線で選出した、素晴らしいスポットばかりなので、要チェックです!
与那覇前浜ビーチ
宮古島の西海岸に広がる与那覇前浜ビーチは、島内きっての景勝地であり、東洋一美しいビーチとも称されています。
全長が7kmにも及ぶロングビーチが特徴で、粉のようにきめ細かな白砂の浜から望むエメラルドグリーンの海は、まるで海外旅行めいた気分に浸らせてくれること間違いなしです!
観光客のみならず、地元住民からも親しまれています。
おすすめポイント
宮古島きっての観光ビーチなので、海を楽しむための設備が充実しています。
アクティビティ用品のレンタルやツアーが盛んに行われており、浜沿いに飲食店や売店も多数あるという利便性は、大きな魅力。
また、島の西側という立地条件も素晴らしく、西の海へと暮れていく鮮やかなサンセットと出会うことができるでしょう。
宮古空港からのアクセス
与那覇前浜ビーチの住所は、沖縄県宮古島市下地字与那覇。
空港からはレンタカーで10分ほどなので、距離も魅力的です。
バス利用の場合は「上地南」が最寄りとなりますが、30分前後の徒歩となるため、極力レンタカー利用で訪れるのがおすすめです!
砂山ビーチ
海のロケーションに優れた宮古島から、もう1ヵ所ビーチをご紹介致します。
宮古島で随一の市街地である平良から4km程度と立地の良さに定評がある砂山ビーチは、名前の通りに白砂が山になっているのが特徴的なビーチです。
宮古島が隆起サンゴでできた島であることを先ほどご紹介させていただきましたが、ここではその象徴とも言える隆起サンゴの岩でできた、アーチ状の岩を目にすることができます。
おすすめポイント
サンゴのアーチは、多くの方がこれを見るためにわざわざ足を運ぶほど、芸術的な美しさがあります。
近年は、インスタ映えスポットとして、人気が高まっているようです。
もちろん、泳いだりアクティビティを楽しむことも可能です!
自然が生み出した奇跡的な造形を眺め、宮古島が経てきた歳月に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
宮古空港からのアクセス
砂山ビーチの住所は、沖縄県宮古島市平良字荷川取705。
砂山ビーチはカーナビの種類によって名称だけではルートが検索できない場合があるため、その際はマップコード「310 603 263*55」を入力して検索しましょう。
最寄りバス停は「成川入口」ですが、そこから40分ほど歩く必要があるため、レンタカーの利用をおすすめします。
伊良部大橋
宮古島特有の景観でありシンボリックな存在と言えるのが、隣接する島同士を結んだ海上の大橋。
中でも特に眺望の素晴らしさと外観の美しさに定評があるのが、2015年に開通した伊良部大橋です。
この橋は、伊良部島と宮古島の間を結んでおり、観光用だけでなく現地住民の生活を支えるインフラとしても機能しています。
おすすめポイント
伊良部大橋は、無料で通行できる橋では日本最長となる3540mの距離を誇っており、宮古島と伊良部島の美しい海の上に長大な橋が渡されている光景は、それだけで圧巻です。
さらに、伊良部大橋は開通してからまだ年月が浅いため、白く真新しい外観が青い海にとてもよく映えます。
ドライブ中に橋の途中で停車するのは禁じられていますが、徒歩でも通行できるので、橋の上からの見晴らしを楽しむことができますよ。
宮古空港からのアクセス
伊良部大橋は、島の交通の根幹を担っている橋なので、カーナビの名称検索などで簡単に辿り着くことができます。
橋を目的地として足を運ぶ際は、レンタカーかタクシーを利用しての来訪をおすすめします。
慶良間ってどんなところ
ここまで宮古島をご紹介させていただきましたが、次は慶良間諸島の情報を見ていきましょう。
慶良間諸島があるのは那覇市を擁する沖縄本島から40kmほど西であり、諸島は5つの有人島を含む36の島々で構成されています。
海に囲まれた島であるため、そのロケーションは沖縄県内でも屈指のもの。
離島でありながら沖縄本島から気軽に訪れることができる立地を含めて、多くの観光客から親しまれています。
那覇空港からの行き方
那覇空港から市内の泊港を経由して、船で慶良間諸島に向かうことができます。
空港からそれほど遠くないため、レンタカーであれば15分ほどで辿り着けるでしょう。
モノレールの「美栄橋」か、バスの「泊高橋」が最寄り駅。
港で、フェリーか高速船の便に乗って諸島へ向かうことになりますが、当日だとチケットが購入できない可能性もあるため、注意が必要です。
特に観光客の多い夏場は、予約が必須となりますので、事前の準備を万全に行いましょう。
慶良間の魅力
慶良間諸島は2014年に諸島全域が国定公園として指定を受けており、その大きな魅力は島ごとに異なるロケーション。
いずれの島も沖縄らしく美しい海に恵まれていて、豊かな自然景観が私たちを温かく迎えてくれます。
離島特有の落ち着いたムードが、日々の疲れを癒してくれるでしょう。
世界を魅了するケラマブルー
慶良間諸島の近海はサンゴに満たされていて、青さを湛えた水面はケラマブルーと呼ばれて称賛されています。
国際的な評価も高く、慶良間諸島は外国人旅行者向けの高名なガイド本であるミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、2つ星と高評価を受けたのが話題になりました。
慶良間の海は、ワールドクラスの美しさを誇っているのです!
マリンアクティビティの聖地
美しい海とコーラルサンドの砂浜では、多種多様なマリンアクティビティを満喫することができます。
慶良間は、マリンアクティビティの聖地として毎年多くの人々が訪れ、特に夏場ともなれば、離島とは思えないほどの賑やかなムードに包まれます。
慶良間で楽しい時間を過ごしてしまうと、いくらでも滞在したくなるような魅力に取り憑かれるでしょう。
マリンアクティビティの聖地で、息を呑むほど美しい海を堪能すると、日々の疲れも吹き飛ぶこと間違いなしです!
壮大な大自然
慶良間諸島では、壮大な大自然が広がっています。
諸島を訪れれば、亜熱帯気候の温暖な環境下で育ったハイビスカスやヤエヤマヤシ、リュウキュウマツといった南国植物の姿を、たくさん目にすることができるでしょう。
水と緑に満ちた島の環境は、この上なく贅沢な非日常体験として、観光客の心を魅了し続けています。
ケラマブルーの魅力
ケラマブルーの海は美しさ、環境の良さともに潤沢で、世界的に有名なダイビングスポットとしても知られているのが特徴です。
日本国内のみならず、世界からも慶良間の海を目指して、足を運ぶ方も少なくありません。
もちろん海中に潜らずとも、浜辺や海面から眺めるだけでも、最高の美しさを堪能することができます!
本土では見ることのできない美しすぎる海を、堪能してみてはいかがでしょうか?
地元民おすすめの観光スポット
それでは、慶良間諸島のさまざまな観光スポットを見ていきましょう。
いずれも地元民視点でチョイスした、絶好のロケーションばかりです。
どこの観光スポットに行こうか迷われている際は、ぜひ参考にしてください!
古座間味ビーチ
慶良間諸島に5つある有人島の1つ、座間味島にある古座間味(ふるざまみ)ビーチは、ミシュラン・グリーンガイドで、2つ星の評価を受ける主体となったビーチです。
世界基準でも折り紙付きの環境と景観の良さを誇っており、もちろん外国人観光客だけでなく、国内旅行の目的地としても、人気の高いスポットとなっています。
おすすめポイント
古座間味ビーチは、3kmほどのロングビーチが特徴として挙げられるでしょう。
観光シーズンは、多くの観光客が詰めかけて砂浜にカラフルなパラソルが並びますが、面積が広いため、人が集っても狭さを感じさせません。
延々と白砂の浜が続き、その背景にはたくさんの亜熱帯植物群という、楽園めいたロケーションは、筆舌に尽くし難い美しさ。
観光ビーチであり、海水浴やアクティビティに欠かせないシャワーや売店などの設備もしっかり整っているため、目一杯楽しむことができます!
那覇空港・座間味港からの行き方
座間味港から歩いて20分程度で到着します。
真夏の炎天下などは疲労を感じてしまう距離なので、村営バスかタクシーの利用を推奨します。
北浜ビーチ(ニシバマビーチ)
有人島の1つ、阿嘉島にある北浜(ニシバマ)ビーチも観光人気の高いスポットです。
ちなみに北(ニシ)というのは沖縄の現地語に特有の方角表現で、東西南北を順にアガリ、イリ、ヘー、ニシ(地域差あり)と呼ばれているため、方向を間違わないようにしましょう。
ビーチの特徴
慶良間諸島でシュノーケリングを楽しむのであれば北浜ビーチに限る、という声が非常に多いほど、シュノーケリングが人気です。
浜辺から離れていない距離の浅瀬に、たくさんのサンゴが群生しているため、初心者でもシュノーケリングの醍醐味を味わうことができます。
透明感に溢れた海を沖の方向へと進んでいけば、さらに大規模なサンゴ礁が見られるため、シュノーケリングの腕前に応じて素敵な景観を楽しめるスポットといえるでしょう。
那覇空港・阿嘉港からの行き方
阿嘉港から北浜ビーチに徒歩で向かう場合の所要時間は、20分程度です。
熱中症などを避けるためには、レンタサイクルの利用を検討するのも良いでしょう。
自転車であれば、およそ7分程度の道のりです。
ナガンヌ島
慶良間諸島を構成する1つであるナガンヌ島は、上の2つの島とは異なり、常住している人のいない無人島です。
しかし、飲食店と宿泊施設も島内にあり観光環境が整えられているため、ゆったりとリゾート時間を過ごせるのが魅力的です。
おすすめポイント
ナガンヌとは「細長い」という意味。
その名の通りに細く長い形状の島は大部分がコーラルサンドの真っ白なビーチであり、海水浴やアクティビティを思う存分楽しむことができる環境となっています。
青い海と白砂のコントラストはフォトジェニックさ満点で、最近はインスタグラマーからの人気もうなぎ上り。
海外の常夏の島めいた景観だけに夏休みの時期ともなると大人気なため、訪れる際には予約必須の島だと言えるでしょう。
那覇空港・泊港からの行き方
ナガンヌ島は、島全体がロケーションスポットなので、船から降りてすぐに楽しむことができます。
時期にもよりますが、泊港からの船は、8:30、9:30、10:30に出航しています。
慶良間で楽しめるアクティビティ
ここでは、慶良間諸島で盛んに行われているアクティビティの数々をご紹介させていただきます。
いずれもケラマブルーの海を満喫できるものばかりなので、ぜひ楽しんでください!
シュノーケリング
マリンアクティビティの王道であるシュノーケリングは、シュノーケル、ウェットスーツかラッシュガード、フィンなどを身に着けるだけで、誰でも参加できる気軽さが魅力。
慶良間諸島では上でご紹介した浜辺以外にも、たくさんのスポットでシュノーケリングを楽しむことができ、透明な海で最高の解放感を味わうことができます。
穏やかな海も多いため、スポットを選べば幼いお子様や泳ぐのが得意でない方もしっかりと楽しめますよ。
ダイビング
慶良間諸島のアクティビティといえば、ダイビングです。
慶良間は、ダイバーたちにとって憧れの地とまでされており、100以上のダイビングスポットで、さまざまな海中景観を目にすることができます。
ダイビングは、ライセンス取得が求められるアクティビティですが、慶良間にはライセンスがなくてもインストラクター同伴で潜れる体験ダイビングのツアーがあるため、ご安心ください。
SUP
SUP(スタンドアップパドルボード)は、海上のロケーションを味わうためには、最高のアクティビティです。
海面でサーフボードの上に立ち、パドルで漕いでいくSUPは、サーフィンなどに比べて難易度が低く、老若男女問わず参加できることが魅力的です。
夕暮れの海を味わえるサンセットSUPのように時間帯で変化を付けたりボードの上でヨガにチャレンジしてみたりとバリエーションも豊かなので、さまざまな楽しみ方ができます。
パラセーリング
慶良間でのパラセーリングで、空も満喫してしまいましょう!
パラセーリングとは、水上バイクに牽引されて凧揚げのように空へと舞い上がり、悠然と海上飛行を楽しめるアクティビティ。
眼下には美しい海と砂浜、見上げれば南国の青空が広がっていて、パノラマで慶良間の景観を楽しむことができるのです。
爽快感抜群のアクティビティなので、ぜひ一度体験されてみてはいかがでしょうか。
ホエールウォッチング
慶良間諸島の大きな特徴の1つが、近くの海域までザトウクジラの群れがやってくるという点です。
慶良間諸島のホエールウォッチングは、参加できる季節が限られますが、非常に高い確率でクジラと出会うことができます。
豊かな海域でくつろいでいるクジラたちの姿はとても愛らしく、慶良間旅行の思い出を彩ってくれること間違いなしです!
慶良間で人気のツアー3選
慶良間において人気の高いおすすめツアーを、3つご紹介させていただきます。
どれもマリンアクティビティを満喫できるものばかりなので、ぜひご検討ください!
まとめ
今回は、宮古島と慶良間諸島それぞれの魅力をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
いずれも美しい自然景観が魅力であり、最高の観光スポットであることは間違いありません!
世界から羨望される宮古島と慶良間諸島の海へ、機会があればぜひ足を運ばれてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。