感動必至の絶景の数々!地元民が教える慶良間諸島おすすめの絶景5選
目次
どこを見渡しても絶景の慶良間諸島ってどんなところ
慶良間(けらま)諸島は、沖縄本島南部の那覇市から西に約40kmの東シナ海に点在する、大小36の島からなる島嶼群です。
慶良間諸島は大きく渡嘉敷村と座間味村に分かれており、36島のなかで有人島は渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、前島の5島のみです。
阿嘉島・慶留間島・外地島は橋によってつながり、外地島は無人島ですが慶良間空港が設置されています。
日本で唯一の亜熱帯性の有蹄動物であるケラマジカが生息しており、このうち屋嘉比島、慶留間島に棲むものは天然記念物に指定されています。
慶良間諸島の見どころはケラマジカだけではなく、透明度の高い海もその一つです。
世界各国のダイバーたちに愛されるこの海は「ケラマブルー」と称されています。
慶良間の魅力
海も陸も大自然の宝庫である慶良間諸島は、魅力にあふれています。
全世界を相手にしても引けをとらないケラマブルーなど様々な魅力をご紹介します。
世界を魅了するケラマブルー
夏はウミガメ、冬はクジラが多く訪れる慶良間の海は、観光客に人気の場所となっています。
世界各国のダイバーたちを虜にしてきたケラマブルーは、周りをいくつもの島々で囲まれているため比較的水温が高く、年中ダイビングが可能となっています。
マリンアクティビティの聖地
ダイビング、シーカヤック、釣り、SUPと様々なマリンアクティビティを楽しむことができます。
約250種の様々な種類のサンゴが密集し、日本のサンゴの約60%が生息していると言われている慶良間諸島では豊かな生態系も魅力の一つです。
また、慶良間諸島は文字通り“島”なので、島への移動中に沖縄の海をクルージングできるという特典もあります。
クルージングの最中にイルカと出会えることもあるので、行き道だけで得をする可能性もあります。
壮大な大自然
2014年3月5日、サンゴの日に合わせて国内で31番目の新たな国立公園「慶良間諸島国立公園」として指定された慶良間諸島には壮大な自然が広がっています。
亜熱帯海洋性気候帯に位置し、国内でも特異な生態系を有している地域の慶良間諸島では、ザトウクジラ、アオウミガメ、ケラマジカにサンゴ礁など、様々な生物で賑わっています。
島というと背の高い木々が生い茂るイメージがありますが、冬の季節風の影響が大きいため、背の低い森林も特徴です。
ビロウ林、リュウキュウマツ林など620種以上の自生植物がある慶良間諸島では、海だけではなく森林も見どころの一つです。
ケラマブルーの魅力
透明度と水温が高い慶良間の海は、景色を楽しむにも遊ぶにももってこいの場所となっています。
透明度の高い海域景観や色とりどりのサンゴ礁、白い砂浜に青い海は様々なマリンアクティビティを楽しむには絶好の場所です。
地元民おすすめの絶景スポット
慶良間の地元に住む人たちがおすすめする絶景スポットをご紹介します。
観光ツアーでは注目されづらいですが、その分自然体の慶良間諸島を楽しむことができます。
北浜(ニシバマ)ビーチ
阿嘉島のメインビーチです。
北のことを沖縄では「ニシ」と呼ぶため、”ニシバマ”ビーチという名前になっています。
おすすめポイント
北浜ビーチの海は、遠くまで見通せるほど透明度が高いです。
そのため、サンゴ礁の水中景観が気軽に楽しめるシュノーケリングポイントとしても知られています。
沖縄本島から手軽に行けることも特徴です。
那覇空港・阿嘉港からの行き方
那覇空港から北浜ビーチまで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「阿嘉港」→「北浜ビーチ」の流れで向かうことが可能です。
まず、「那覇空港」→「とまりん」の行き方にはバス、モノレール、タクシーがあります。
路線バスでは「天久新都心線(99番)」「名護西空港線(120番)」の2路線が運行しているので、「那覇空港」から「泊高橋」まで向かいます。
高速バスの場合も同じく「那覇空港国内線」から「泊高橋」までです。
モノレールの場合は「那覇空港駅」から「美栄橋駅」まで移動し、その後「とまりん」まで徒歩で向かいます。
つぎに「とまりん」→「阿嘉港」への行き方です。
「とまりん」から「阿嘉港」へ向かう船舶には、「フェリーざまみ」と「高速船クィーンざまみ」があるので、お好きな方法で阿嘉港まで向かいましょう。
「阿嘉港」→「北浜ビーチ」には徒歩20分、自転車で約8分で行くことができます。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
古座間味ビーチ
古座間味(ふるざまみ)ビーチは座間味島にある二大ビーチの一つです。
おすすめポイント
フランスの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星に輝いた実績を持つこのビーチではケラマブルーやサンゴ礁、運が良ければウミガメにも出会うことができます。
三日月形に延びた天然の白い砂浜にカラフルなパラソルが生えている様は、まさに「リゾート地」という雰囲気を感じるでしょう。
那覇空港・座間味港からの行き方
那覇空港から古座間味ビーチまで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」→「古座間味ビーチ」の流れで向かうことができます。
「那覇空港」→「とまりん」までは前述の通りです。
「とまりん」→「座間味港」からもほぼ同じく「フェリーざまみ」と「高速船クィーンざまみ」があるので、お好きな方法で座間味港まで向かいましょう。
「座間味港」→「古座間味ビーチ」には村営バスで約5分、車で約4分、徒歩約20分で向かうことができます。
村営バスでは「座間味港ターミナル」から「古座間味ビーチ」までです。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
阿真ビーチ
阿真ビーチは、座間味島にある二大ビーチの一つです。
おすすめポイント
人も少なく静かな自然あふれるビーチです。
波も静かで遠浅なため、子供でも十分に泳ぐことができ、「青少年旅行村」や食堂が隣接しているため、疲れたらすぐに休むことができます。
那覇空港・座間味港からの行き方
那覇空港から阿真ビーチまで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」→「阿真ビーチ」の流れで向かうことができます。
「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」までは前述の通りで、「座間味港」→「阿真ビーチ」は村営バスで約5分、車で約4分、徒歩約20分で向かうことができます。
村営バスでは「座間味港ターミナル」から「阿真キャンプ場管理棟前」までです。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
阿嘉大橋
阿嘉大橋は、阿嘉島と慶留間島をつなぐ橋です。
徒歩や自転車、バイクでも渡ることができます。
おすすめポイント
サクバルの奇岩群や、慶良間の島々が見渡せる絶景ポイントです。
サイクリングやウォーキングにおすすめの場所で、橋の上からケラマブルーを満喫したり、運が良ければウミガメが泳ぐ姿を真上から見ることができたりします。
那覇空港・阿嘉港からの行き方
那覇空港から阿嘉大橋まで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「阿嘉港」→「阿嘉大橋」の流れで向かうことができます。
「那覇空港」→「とまりん」→「阿嘉港」の流れは前述の通りで、「阿嘉港」→「阿嘉大橋」までは徒歩約1分で向かうことができます。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
阿波連ビーチ
阿波連(あはれん)ビーチは渡嘉敷島にあるメインビーチです。
砂浜は白くサラサラとしており、サンゴだけでなく熱帯魚を見ることもできます。
おすすめポイント
干潮時にはサンゴまでの距離が近くなることがあるので、海に潜らずとも間近でサンゴ礁を眺めることができます。
近くにはランチの出来る店舗数件点在しているため、遊び疲れたときは気軽に休憩することもできる便利なスポットです。
那覇空港・渡嘉敷港からの行き方
那覇空港から阿波連ビーチまで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「渡嘉敷港」→「阿波連ビーチ」の流れで向かうことができます。
「那覇空港」→「とまりん」までは上記の通りです。
「とまりん」→「渡嘉敷港」からもほぼ同じく「フェリーとかしき」と「マリンライナーとかしき」があるので、お好きな方法で座間味港まで向かいましょう。
「渡嘉敷港」→「阿波連ビーチ」からはバスで約15分、車で約20分で到着します。
バスで向かう際はとかしき観光バスが出ているので、「渡嘉敷港バス停」で乗って「阿波連ビーチバス停」で降ります。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
チシ展望台
チシ展望台は、座間味島にある展望台です。
ここも絶景ポイントとして知られています。
絶景ポイント
荒々しい断崖にある展望台から周辺の島々を一望することができます。
切り立った崖の様子とケラマブルーが織りなす景色はまさに絶景です。
那覇空港・座間味港からの行き方
那覇空港からチシ展望台まで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」→「チシ展望台」の流れで向かうことができます。
「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」は前述の通りです。
「座間味港」→「チシ展望台」からは車で10分やバス21分で向かうことができます。
バスで向かう際は村営バスが出ているので、「座間味港」から「阿佐」までバスで向かい、その後は徒歩で15分です。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
女瀬の崎展望台
女瀬(うなじ)の崎展望台は座間味島の西端にある展望台です。
絶景ポイント
崖の上を歩いて行くようなスリルがあり、力強く波が打ち寄せる光景は圧巻です。
ダイナミックな地形や水平線、その先に沈む夕日を思う存分楽しめます。
那覇空港・座間味港からの行き方
那覇空港から女瀬の崎展望台まで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」→「女瀬の崎展望台」の流れで向かうことができます。
「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」は前述の通りです。
「座間味港」→「女瀬の崎展望台」からは車で9分、バスで29分で向かうことができます。
バスで向かう際は村営バスが出ているので、「座間味港」から「阿真」までバスで向かい、その後は徒歩で23分です。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
稲崎展望台
座間味島の北側にある展望台です。
絶景ポイント
渡名喜島や久米島を望むことができます。
砂浜で見る寄せては引く静かな波とは違う、崖に寄せては砕ける荒々しい波を見ることができます。
別名「クジラ展望台」と呼ばれるほど冬にはザトウクジラを見ることもでき、夏でも冬でも楽しむことができるスポットです。
那覇空港・座間味港からの行き方
那覇空港から稲崎展望台まで行くには「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」→「稲崎展望台」の流れで向かうことができます。
「那覇空港」→「とまりん」→「座間味港」は前述の通りです。
「座間味港」→「稲崎展望台」へは車で13分、バスでは41分で向かうことができます。
バスで向かう際は村営バスが出ているので、「座間味港」から「阿真」までバスで向かい、その後は徒歩35分です。
駐車場の有無
無料駐車場が解放されています。
慶良間で楽しめるアクティビティ
世界中のダイバーたちから愛されるケラマブルーを有する慶良間諸島で楽しむことができるのは、もちろんダイビングだけではありません。
ここでは慶良間諸島を満喫できるアクティビティをご紹介します。
シュノーケリング
シュノーケルを身につけて、水面または比較的浅い水中を游泳するマリンアクティビティです。
必要器材がシュノーケル、マスク、フィンのみでライセンスも不要のため、気軽に楽しむことができます。
潜るのではなく、水面に浮いたまま海中を楽しむものなので、泳ぐのが苦手な方でも透明度抜群のケラマブルーを気軽に体験できます。
ダイビング
体験のダイビングであればライセンスは不要です。
シュノーケリングでは味わえない、海を深く楽しむことができます。
色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚を間近で見ることができるので、思いっきり海を楽しみたい人におすすめです。
SUP
SUP(サップ)とは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称です。
ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいくため、カヌーのような面白さがあります。
SUPではまるで海面に立っているかのような感覚を味わうことができます。
神秘的なケラマブルーの絶景をパノラマで堪能しましょう。
ケラマブルーを独り占めしているような感覚は格別です。
クルージング
クルージングでは、船上でゆったりとケラマブルーを満喫することができます。
食事が付いているツアーもあるため、沖縄の食事に舌つづみを打ちつつ、景色を眺め、ゆったりとした時間を過ごせること請け合いです。
また、オプションでシュノーケリングなどを楽しむこともできるため、自分好みの楽しみ方を追求したい人におすすめです。
マリンスポーツ
慶良間諸島では、様々なマリンスポーツを楽しむことも可能です。
例えば、バナナボートやパラセーリングが挙げられます。
どちらもボートで引っ張ってもらうものですが、バナナボートは水上を走り、パラセーリングでは上空でスリルを楽しむことができます。
どちらも複数人で行えるので、みんなでワイワイスリルを楽しめるでしょう。
カヌー・カヤック
カヌー・カヤックは、パドルを用いて海や川を進むアクティビティです。
無人島が点在する慶良間諸島では、カヌーやカヤックを漕いで、無人島を目指すこともできます。
無人島へ海を渡っていくというシチュエーションはまるで冒険へ赴く探検家のようです。
無人島に着けば、慶良間の海を眺めながらゆっくりしたり、お茶を楽しんだり、探検したりと様々な楽しみ方ができるので、自分好みにアレンジすることができます。
まるで、無人島を独り占めしているような感覚を味わえるでしょう。
ホエールウォッチング
1月~3月末の冬から春にかけて、ザトウクジラは繁殖活動のために慶良間の海にやってきます。
その姿を間近で、もしくは展望台から観察してみましょう。
特に座間味村のホエールウォッチング・ボートでは、クジラにやさしいウォッチングを心がけているので、安心安全です。
めったに見られないクジラの子育てを一緒に見守りたいという方におすすめです。
まとめ
慶良間の絶景が見られるスポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?
慶良間では、きれいな海や自然が見られる絶景ポイントが点在しています。
ダイバーやクジラたちからも愛されるケラマブルーは、白い砂浜や色とりどりのサンゴ礁、熱帯魚といった様々な景色を織りまぜたまさに絶景です。
様々なマリンアクティビティも楽しむことができるので、まさに五感で慶良間を満喫することができます。
最後までご覧いただきありがとうございました。