慶良間旅行のしおり!慶良間旅行のモデルコースをご紹介!【半日・日帰り・2泊3日】
目次
慶良間諸島ってどんなところ
沖縄県那覇市から西に約40km先にある慶良間諸島(けらましょとう)は、東シナ海に浮かぶ約20もの島々からなる列島です。
行政は渡嘉敷島の渡嘉敷村と座間味島の座間味村の2村に分かれていて、2014年3月には慶良間諸島国立公園に指定された美しい自然に恵まれた島々です。
本島からフェリーで行くことができ、世界で屈指の透明度が高い「ケラマブルー」と称されるほど美しい海が広がり、世界のダイバーが憧れ、マリンアクティビティができることでも知られています。
慶良間諸島を構成する主な3つの島
慶良間諸島はほとんどが無人島で、有人島は4島のみです。
その中でも主な島が阿嘉島、渡嘉敷島、座間味島の3つの島です。
那覇から船で約30〜120分で渡れる3つの島にはたくさんの観光客が訪れます。
阿嘉島
本島那覇市にある泊港(とまりこう)から約50〜120分で行ける阿嘉島は人口は約264人と少ないですが、有人島の中で2番目に大きな島です。
座間味港から約3kmの位置にあり、阿嘉大橋で慶留間島(げるま)と外地島(ふかじ)は橋で渡ることができます。
島の魅力・特徴
世界中から注目される慶良間諸島にある阿嘉島は那覇市からのアクセスがよく、日帰りでも十分遊べます。
中でも北浜ビーチ(ニシバマビーチ)の透明度は呼吸を忘れるほどの美しさに魅了させられる、沖縄県内でも屈指の人気ビーチです。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港から泊港までモノレール、路線バス、タクシーで向かいます。
そして、泊港からはフェリー・高速船で阿嘉島まで行けます。
【那覇空港から泊港までの行き方】
〈モノレールの場合〉
モノレールで美栄橋駅まで約15分、美栄橋駅から泊港まで徒歩約10分、約25分で泊港へ行くことができます。
那覇空港から美栄橋までの運賃は300円です。
空港と駅は隣接しているので、1階の手荷物受取所から出て2Fに上り、モノレール駅へ行くことができます。
美栄橋駅で下車し、泊港まで歩いて向かいます。
〈路線バスの場合〉
那覇空港から泊港前までの路線バスは4路線運行していて約30分程度で到着です。
運賃は240円で、那覇空港のバス乗り場から23番・具志川線(久茂地経由)、26番・宜野湾空港線、99番・天久新都心線、やんばる急行バス、いずれかのバスに乗ります。
どのバスに乗車しても泊高橋(とまりたかはし)バス停で下車し、泊港の目の前に到着します。
〈タクシーの場合〉
那覇空港から泊港までタクシーでは所要時間約15分で料金は約1,600円程度で行くことができます。
料金は一番高いですが早く着くので、フェリーの出発時間が迫っている時はタクシーがおすすめです。
【泊港から阿嘉島までの行き方】
泊港から阿嘉島まではフェリー、高速船で行くことができます。
フェリーは約120分、高速船は約50分程度で阿嘉島に渡れます。
繁忙期は満席の場合もあるので、事前予約が安心です。
運賃は、フェリーは大人往復4,090円、子供往復2,060円で、高速船の運賃は大人往復6,080円、子供往復3,040円です。
渡嘉敷島
渡嘉敷島は本島那覇市から西に約30km、慶良間諸島の東端にあります。
慶良間諸島の主な島の一つで、約750人の人々が居住し、田園風景が広がり素朴でのんびりとした時間が流れています。
那覇市の泊港から船で約35分〜50分程度で行ける離島で、日帰り旅行には訪れやすく慶良間諸島の中でも人気の高い島です。
島の魅力・特徴
渡嘉敷島の南部には島の中でも一番賑やかな阿波連ビーチがあり、800m程続く弓形の白浜が特徴的です。
沖には無人島のハナリ島があり、シュノーケリングポイントとして人気です。
他にも渡嘉志久ビーチなどケラマブルーを堪能できるビーチが数ヶ所、島の北側には標高200mを超える山々もあります。
展望台があちこちに設置されているので、レンタルバイクで島巡りや渡嘉敷島の景色を楽しむこともできるでしょう。
更に、市街地には離島の中でも飲食店が多く、慶良間諸島での沖縄料理も堪能できます。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港から泊港へ移動し、港からは船で渡嘉敷島へ渡ります。
【那覇空港から泊港までの行き方】
〈モノレールの場合〉
那覇空港から美栄橋駅まで約15分、運賃は300円です。
美栄橋駅で下車したら約10分歩くと泊港に着きます。
所要時間は約25分ほどです。
〈路線バスの場合〉
バスでは約30分、料金は240円で泊港の目の前まで行くことができます。
路線バスは4路線運行していて、那覇空港バス乗り場から23番、26番、99番、やんばる急行のいずれかに乗ると泊港前の泊高橋バス停へ行けます。
〈タクシーの場合〉
那覇空港から泊港までタクシーで約15分、料金は約1,600円程度で到着です。
【泊港から渡嘉敷島への行き方】
渡嘉敷島へはフェリーと高速船の2種類の船があります。
所要時間はフェリーが約70分、高速船は約35分です。
フェリーの料金は大人往復3,210円、子供往復1,610円で、高速船は大人往復4,810円、子供往復2,410円です。
船の毎日の本数は1〜2本なので日帰りの場合は注意しましょう。
座間味島
座間味は慶良間諸島のほぼ中心に位置する島です。
本島那覇市から西に約40km先にあり、那覇市の泊港から約50〜120分程度で行くことができ、マリンスポーツを楽しむ人で賑わいます。
ウミガメが見られるスポットが多く存在していることでも有名です。
更に人口が約600人いることもあり、飲食店も多く、沖縄グルメを味わえます。
島の魅力・特徴
座間味島で人気があるのは古座間味(ふるざまみ)ビーチです。
座間味港から近いのも人気の理由で、日帰りの観光客が多く訪れます。
この古座間味ビーチはミシュラン2つ星を獲得したこともあり、青く透き通った海が広がり感動させられます。
波打ち際からサンゴがある場所まで近く少し泳ぐだけで熱帯魚を見られるので、小さな子ども連れの家族には特に人気です。
ウミガメに高確率で出会えるスポットも多く、座間味島はウミガメスポットとしても人気です。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港から泊港まで公共交通機関を利用し、泊港からはフェリー、高速船で座間味島まで行くことができます。
それぞれの行き方をご紹介します。
【那覇空港から泊港までの行き方】
〈モノレールの場合〉
空港に隣接している駅からモノレールで美栄橋駅まで約15分、運賃は300円です。
美栄橋駅で降車し、泊港まで徒歩約10分で到着します。
〈路線バスの場合〉
那覇空港から泊港前までの路線バスは4路線運行していて、約30分程度で到着します。
運賃は240円です。
系統番号23番・具志川線(久茂地経由)、26番・宜野湾空港線、99番・天久新都心線、やんばる急行バス、いずれかのバスに乗ります。
どのバスに乗車しても泊高橋(とまりたかはし)バス停で下車すると、泊港の目の前に到着できます。
〈タクシーの場合〉
泊港はタクシーで所要時間約15分、料金約1,600円程度で行くことができます。
料金は一番高いですが早く着けるので、フェリーの出発時間が迫っている時はタクシーがおすすめです。
【泊港から座間味島への行き方】
座間味島へ向かう船舶には、高速船とフェリーの2種類があります。
フェリーは阿嘉島経由で約120分、高速船は約50分です。
運賃は、フェリー大人往復4,090円、子ども往復2,060円、高速船が大人往復6,080円、子ども往復3,040円です。
慶良間の魅力
慶良間諸島には20余りの島々があり、本島からフェリーでアクセスしやすい離島が多いので、日帰りで遊びに行けることもあり、多くの人が訪れます。
何度行っても飽きない世界トップクラスの透き通るエメラルドグリーンの海が楽しめます。
世界を魅了するケラマブルー
世界屈指の透明度の高さが有名なケラマブルーの海はもちろん、ケラマブルーでしか目にすることができない海の生き物と遭遇できることも魅力の一つです。
ダイビングでは高確率でウミガメに出会え、冬季にはザトウクジラを見ることもできます。
浅瀬でも色鮮やかな魚やサンゴ礁を楽しむことができるビーチもあり、子どもから大人まで多くの人がケラマブルーに魅了されます。
マリンアクティビティの聖地
慶良間諸島には多くの人がケラマブルーでのアクティビティ目的で訪れます。
特に人気が高いダイビングは、世界中のダイバーが一生に一度はケラマブルーに潜りたいと言うほどです。
他にも誰でも楽しめるシュノーケリングやカヌー・カヤック、クルージングなど様々で、自分に合ったプランを選ぶことができるのも魅力です。
壮大な大自然
国立公園に指定された慶良間諸島は海だけでなく山や緑にも恵まれ、自然に囲まれた島々です。
山や島の散策や展望台から見渡せる慶良間の絶景スポット巡りも楽しむことができます。
また、天然記念物のケラマジカやザトウクジラなど、多くの生き物が大自然の中に生息しています。
緑豊かな自然、青く輝く海、海に沈む夕陽や夜になれば満天の星空が見えるなど、どれを取っても感動するでしょう。
ケラマブルーの魅力
ケラマブルーは多くのマリンスポーツ好きを魅了し、世界屈指の美しさを誇っています。
アクティブに遊ぶことも、一面に広がる海を見ながらのんびり過ごしたりと様々な経験ができます。
ケラマブルーに心奪われ何度も足を運ぶリピーターの人達も多いです。
慶良間は半日・日帰り旅行でも楽しめる!
慶良間は半日や日帰りでも十分に楽しめるプランが数多くあります。
一ヶ所の島にのんびり滞在するのも、いくつかの島を船で周ったり、過ごし方の選択肢が豊富です。
慶良間旅行のモデルコース
慶良間は自分のスケジュールに合わせてプランが組みやすいことでも人気です。
それぞれのプランに合わせたモデルコースをご紹介します。
半日コース①
慶良間でシュノーケリングやダイビングの体験ができる半日ツアーは、空港近くの港で集合し、ツアー会社専用の船で慶良間に行くことができます。
大半のツアーに午前と午後1日2回のツアーがあり、滞在時間が少なくても那覇市からスポットへ直行できるので、十分慶良間を味わえます。
大体のツアーの集合場所は空港近くの那覇三重城港(なはみえぐすくこう)で、朝早くに参加すれば午後に、お昼頃から参加すれば夕方頃那覇市に戻ってくることが可能です。
料金は約5,000円からあります。
【午前に参加する場合】
ツアー会社の指定する場所や時間に集合です。
慶良間のシュノーケリング、ダイビングスポットに移動し海の世界を楽しみます。
他にもウェイクボードやバナナボートなども楽しめるプランがあります。
たくさん海を堪能した後はお昼頃に那覇市へ帰港です。
午後は買い物や本島の観光地も周ることができ、そのまま空港へ直行して帰ることもできます。
【午後に参加する場合】
那覇空港から港も近いため、午前中に那覇空港へ到着してすぐ午後からのツアーに参加することも可能です。
ツアー会社指定の場所と時間に集合し、慶良間へ移動します。
アクティビティを半日楽しんだ後は夕方に那覇へ帰港します。
夜はホテルでゆっくり過ごしたり、市街地で沖縄グルメなどを楽しむことも可能です。
半日コース②
高速船やフェリーで島へ渡る現地集合の半日ツアーも豊富です。
カヌーやカヤック、シュノーケリングやダイビング体験など数多くのプランがあります。
滞在時間が限られている場合は、高速船で35分で行ける渡嘉敷島を選ぶと他の島より長く滞在できます。
ツアーに参加する際は、会社によって港まで迎えに来てくれるので、そのままビーチへ行き、マリンアクティビティに参加可能です。
楽しんだ後は午後の船で那覇に戻り、観光やグルメを楽しむことができ、夕方以降の飛行機にも間に合います。
シーズン外は渡嘉敷島発の船が夕方発のみなので半日で戻りたい方は注意が必要です。
日帰りコース①
那覇三重城港発の日帰りツアーも豊富です。
当日はツアー会社の指定場所、指定時間に集合し、ツアー会社の専用クルーザーで慶良間に移動します。
おすすめはダイビングやシュノーケリングの2ポイントを巡るコースです。
ツアーに申し込むことで効率よく日帰りで2つの島へ行けるのは魅力的です。
朝出港し、夕方には帰港できるプランが多く、日帰りでも慶良間を存分に堪能できます。
大体の日帰りツアーの料金は約8,500円から参加できます。
日帰りコース②
半日コースとは違い、少し時間に余裕があればミシュランを獲得したビーチのある座間味島へ行くのがおすすめです。
高速船を利用すれば約50分で座間味島に到着できます。
座間味はウミガメに出会える確率が高い島で特に人気です。
午前中に港に着いてダイビングやシュノーケリングスポットでウミガメ観察をして、午後はパラセーリングやウェイクボードなどが楽しめるツアーがおすすめです。
また、港からすぐの所に古座間味ビーチがあるので、海水浴や砂浜でのんびりすることもできます。
夕方の船で那覇へ戻り、そのまま夜の那覇市街地を楽しむことも、夜の飛行機で帰ることもできます。
2泊3日コース
2泊3日の少し長めに滞在する場合は慶良間諸島の3つの島、阿嘉島、座間味島、渡嘉敷島を周るプランがおすすめです。
【1日目】
那覇空港から泊港へ移動し、船で渡嘉敷島へ渡ります。
飲食店などが多い市街地を周ってからレンタルバイク、またはバスで阿波連ビーチへ向かいます。
ここのビーチはSUPやカヌーなどのレンタルができるので、自分達でマリンアクティビティを楽しめたり、ツアーにも参加可能です。
その日は渡嘉敷島の宿泊施設に泊まり、飲食店街で沖縄グルメを味わえます。
夜には無数の星が広がる空の下を散歩するのも良いでしょう。
【2日目】
渡嘉敷島の阿波連港へ向かい、船に乗り阿嘉島へ移動します。
料金は大人片道800円、小人450円で約20分で到着します。
港から徒歩18分またはレンタルサイクルを使い、阿嘉島で一番大きな北浜ビーチへ行きましょう。
ここでもアクティビティの用具レンタルをしているのでマリンアクティビティを堪能できます。
夕方にはヒズシビーチに移動し、サンセットを見るのがおすすめです。
阿嘉島市街地の宿泊施設に泊まれば風情ある離島ならではの雰囲気が味わえます。
海の見えるレストランなどもあり、運が良ければ慶良間にしか生息していないケラマジカを見ることができるかもしれません。
【3日目】
最終日は座間味島へ移動します。
阿嘉港からケラマ航路の船に乗ると約20分で座間味島に到着です。
車で5分の古座間味ビーチは弓形でミシュラン2つ星を獲得した美しい海が広がっています。
ここでもマリンアクティビティが豊富でツアーに参加したり海水浴を楽しめます。
また、古座間味ビーチから市街地も歩いても行けるので、沖縄グルメの食べ歩きや展望台もあり、食や景色を楽しむことが可能です。
存分に座間味を満喫した後は夕方の便で那覇市に戻ります。
まとめ
慶良間諸島を巡るモデルコースをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
慶良間は短い滞在時間でも、ゆっくり慶良間を楽しみたい方でも柔軟にプランを組むことができます。
心も体も癒されたい時は、慶良間に足を運んでゆっくりと羽をのばしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。