
渡嘉敷島ってどんなところ?!慶良間諸島に属する渡嘉敷島の魅力やおすすめのツアーをご紹介
目次
慶良間諸島ってどんなところ
沖縄県の慶良間諸島は、日帰りができるほど那覇から近い場所にある離島です。
海水浴からホエールウォッチングまで満喫できるサンゴ礁に囲まれた海の楽園です。
慶良間諸島を構成する主な3つの島
慶良間諸島は、阿嘉島や渡嘉敷島、座間味島など、大小20あまりの島々からなっています。
行政区域は、阿嘉、座間味、慶留間の3つの有人島を含む座間味村と、渡嘉敷島を中心とする渡嘉敷村の2村。
このうち、慶良間諸島の観光スポットは、阿嘉島・渡嘉敷島・座間味島という3つのエリアから構成されています。
阿嘉島
座間味村に属する阿嘉島(あかじま)は、座間味村の有人島の中で2番目に大きな島です。
1998年(平成10年)に完成した阿嘉大橋によって、素朴な雰囲気を楽しめる慶留間島や空港がある外地島までは、橋を渡って行くことができるようになりました。
島の特徴
阿嘉島には、透明度抜群の「北浜(にしばま)ビーチ」があり、シュノーケリングやダイビングの人気スポットになっています。
また、早朝や夕方には、島に生息する天然記念物のケラマジカに出会うこともあります。

渡嘉敷島
渡嘉敷島(とかしきじま)は、慶良間諸島で最も面積が大きい島で、渡嘉敷村の役場が置かれています。
那覇からのアクセスもよく、日帰りで海水浴などが楽しめます。
島の特徴
渡嘉敷島は、阿波連・トカシクという2つの美しいビーチが有名です。
世界屈指の透明度を誇る海では、一年を通じてシュノーケリングなどの多彩なマリンスポーツを楽しむことができます。
座間味島
座間味島(ざまみじま)は、慶良間諸島の中心にある島です。
座間味村の主島で、村の役場も置かれています。
島の特徴
座間味島は、島の北側が断崖、南側が砂浜という地形。
透明度の高い海では、海水浴からシーカヤックにホエールウォッチングなど、季節を問わず楽しめる様々な海の遊びを体験できますよ。
ほかにも、1988年(昭和63年)公開の邦画『マリリンに逢いたい』の舞台となった島としても有名です。
映画は、この島に飼われていた雌犬マリリンに会いたい一心で、対岸の阿嘉島にいた雄犬シロが、海を泳いで渡ったという実話が元になっています。
座間味島には、映画の公開を記念して設置されたマリリンの像もあります。

渡嘉敷島について
渡嘉敷島は、慶良間諸島の東端にあり、慶良間諸島を構成する主要な島の一つとなっています。
島全体の8割を森林が占める自然豊かな島で、那覇泊港からは、高速船でわずか35分。
手軽に日帰り観光ができる離島です。
那覇空港からの行き方
渡嘉敷島へは、那覇市の那覇泊港(とまりこう)からフェリーまたは高速船を使って渡ることが可能です。
那覇空港から那覇泊港までは、ゆいレールと徒歩のほかに路線バスやタクシーで行く方法もありますが、路線バスは運行系統が複雑なので、タクシーまたはゆいレールと徒歩で行くことをオススメします。
タクシーは、道路事情にもよりますが、那覇泊港までは約20分です。
次に、沖縄都市モノレール線「ゆいレール」と徒歩で行くパターンをご紹介します。
那覇空港と、ゆいレール那覇空港駅は隣接していて、連絡通路で結ばれています。
那覇空港到着後、1階の手荷物受取所から到着ロビーへ出たら、すぐそばにあるエスカレーターで2階に上り、ゆいレール那覇空港駅へ向かいましょう。
ゆいレール那覇空港駅から、那覇泊港への最寄り駅である美栄橋駅までは約15分ほど。
美栄橋駅から那覇泊港までは徒歩で約10分ほどです。
那覇泊港から渡嘉敷島まではフェリー「フェリーとかしき」で約70分、高速船「マリンライナーとかしき」で、約35分です。
那覇泊港にある旅客ターミナルビルは、愛称を「とまりん」といい、1階には各航路の乗船券売り場やコンビニがあるほか、飲食店やホテルに大型駐車場を備えています。
高速船は、那覇泊港の北岸発着、フェリーは南岸発着と乗り場が異なっているので注意しましょう。
なお、乗船券は前もって予約した方が確実ですよ。
とくに週末や連休、夏休みなどの繁忙期には予約していないと乗船できない場合があります。
渡嘉敷島の魅力
渡嘉敷島の魅力は、何といっても那覇から高速船でたったの35分、という抜群のアクセスの良さ。
離島でありながら日帰りで楽しめてしまう上、サンゴ礁に囲まれた海の楽園を堪能できるということでしょう。
世界を魅了するケラマブルー
渡嘉敷島のある慶良間諸島は、「ケラマブルー」と呼ばれる美しい海と絶景が魅力です。
沖縄本島の海が美しいことは広く知られていますが、中でも慶良間諸島の海は、世界屈指の透明度を誇り、世界中のダイバーや観光客の憧れの的となっています。
また「世界が恋するケラマブルー」のキャッチコピーは有名です。
美しいビーチ
渡嘉敷島のビーチは、白い砂浜とエメラルドグリーンの海とのコントラストが絶妙で、思わず息を吞むほどの美しさ。
阿波連ビーチとトカシクビーチは、その代表格のビーチです。
どこを見渡しても大自然
渡嘉敷島には、慶良間海峡を望む「照山展望台」、阿波連ビーチを望む「クバンダキ展望台」、島最南端の絶景スポット「阿波連園地」と3つの代表的な展望台があります。
展望台からはどの方向を向いても、離島ならではの大自然を見渡すことができます。
渡嘉敷島の人気観光スポット
ここで、渡嘉敷島で必見の人気観光スポットを3ヶ所ご紹介いたします。
阿波連ビーチ
阿波連(あはれん)ビーチは、渡嘉敷島の南西、阿波連集落の前にある約800mにわたって真っ白な砂浜が続くビーチ。
海の透明度が抜群に素晴らしいので、波打ち際からでもカラフルな熱帯魚を見ることができます。
ビーチの沖合には、無人島のハナリ島が浮かんでいます。
おすすめのポイント
阿波連ビーチは、ゆるやかな湾になっているため、海は比較的穏やかです。
浜辺からサンゴ礁のポイントまですぐ行けますので、シュノーケリングやダイビングにも最適です。
那覇空港・渡嘉敷港からの行き方
那覇空港からは、沖縄都市モノレール線「ゆいレール」またはタクシーなどで、那覇泊港へ。
那覇泊港から渡嘉敷港までは、フェリーまたは高速船を利用して渡嘉敷港へと渡りましょう。
渡嘉敷港から阿波連ビーチまでは、「とかしき観光バス」が運行しています。
阿波連ビーチ前バス停まで約15分。
台数の少ないタクシーやレンタカー、レンタルバイクは事前に予約しておく必要があります。
トカシクビーチ
トカシクビーチは、島の中央部の西側に位置するビーチ。
緑に覆われた山々が迫る入り江にあり、遠浅で波が静かな海では、海水浴が楽しめます。
おすすめのポイント
トカシクビーチは、ウミガメが棲むのに適した遠浅のビーチです。
シュノーケリングやダイビングでは、海中でのウミガメの遭遇率も比較的高いので、タイミングが良ければ、ウミガメが目の前を泳いでいく姿が見られるかもしれません。
那覇空港・渡嘉敷港からの行き方
那覇空港からは、沖縄都市モノレール線「ゆいレール」またはタクシーなどで、那覇泊港へ。
那覇泊港から渡嘉敷港までは、フェリーまたは高速船を利用して渡嘉敷港へと向かいましょう。
渡嘉敷港からトカシクビーチまでは、路線バスがありませんので、タクシーやレンタカー、レンタルバイクを利用しましょう。
所要時間は約10分です。
クバンダキ展望台
クバンダキ展望台は、阿波連ビーチの西側、南西に突き出した岬にある展望台で、標高27mの高さから、360度の大展望を楽しむことができます。
渡嘉敷島を訪れたら、ぜひ訪れてみたい展望台の一つといえるでしょう。
おすすめのポイント
阿波連ビーチから徒歩約10分の展望台は、阿波連ビーチを最も美しく眺めることのできる絶好のビュースポットでもあります。
ここからの風景写真は、渡嘉敷島を紹介する雑誌やパンフレットの口絵にもよく使われています。
那覇空港・渡嘉敷港からの行き方
那覇空港・渡嘉敷港からの行き方は、阿波連ビーチまでの行き方と同じです。
阿波連ビーチから展望台までは、砂浜を歩いて約10分で到着です。
渡嘉敷島でおすすめのグルメ
ここで、渡嘉敷島の島の幸を存分に味わえる3軒のグルメスポットをご紹介いたします。
h3 cafe 島むん+
「cafe 島むん+(プラス)」は、渡嘉敷島の人気観光スポット阿波連ビーチがある、阿波連集落のイタリアン料理店です。
特徴・おすすめのポイント
お店の特徴は、渡嘉敷島の島むん(島のもの)を使った家庭料理が味わえるということです。
パスタやアヒージョ、アクアパッツアなど魚介を使ったイタリアンテイストのメニューから、チャンプルーなどのスタンダードな沖縄料理まで幅広くそろっています。
ランチとディナーの時間帯での営業で、旅行者だけでなく島の人々からも人気があるお店なので、あらかじめ予約をしてから行くことをおすすめします。
営業時間・クレジット対応可否について
営業時間は、日~火曜が12:00~21:00、木~土曜が15:00~23:00となっています。
定休日は水曜日です。
クレジットカードにも対応しています。
渡嘉敷港からのアクセス
渡嘉敷港からのアクセスは、阿波連ビーチまでの行き方と同じです。
阿波連ビーチ前バス停から徒歩約3分です(阿波連小学校前)。
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サウンドビーチカフエ
渡嘉敷島の阿波連ビーチがある阿波連集落のペンションハーフタイム内にあるカフェです。
特徴・おすすめポイント
名物の阿波連バーガーやステーキがメインのカフェで、異国情緒漂う手作りのオシャレな内装が素敵です。
店内にはビールサーバーがあり、世界中のビールを楽しむこともできます。
営業時間・クレジットの対応可否について
年中無休で、営業時間は、12:00~14:00、17:30~24:00。
支払いは現金のみで、クレジットカードは利用できません。
渡嘉敷港からのアクセス
渡嘉敷港からのアクセスは、阿波連ビーチまでの行き方と同じです。
阿波連ビーチ前バス停からは徒歩約1分で到着します。
なお、ペンションハーフタイムの宿泊客は、渡嘉敷港までの送迎もありますので、あらかじめフェリーの到着時間を連絡しておきましょう。
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ダイニングテラス
慶良間諸島のナガンヌ島にあるダイニングテラスは、日帰り滞在者へのランチや、宿泊者に朝食・夕食を提供している海の家です。
特徴・おすすめのポイント
ナガンヌ島内へは、食料の持ち込みが禁止されていますので、食事を提供してくれるお店は心強い存在です。
ダイニングテラスの前は、エメラルドグリーンに輝く海が広がり、絶景を眺めながら沖縄そばやカレーなどがいただけます。
価格設定は、離島にありながらも良心的で、グループ旅行や家族連れにもオススメです。
営業時間・クレジット対応可否について
年中無休で、営業時間は12~3月が10:30~12:30、4~11月が11:00~14:30と季節により変動します。
支払いは現金のみで、クレジットカードの利用は不可です。
渡嘉敷港からのアクセス
ナガンヌ島へは、渡嘉敷港からの定期船がありません。
那覇泊港から、「株式会社とかしき」が運営するフェリーを利用します。
ナガンヌ島へは、ガイドツアーのみ上陸できますので、ナガンヌ島の公式ホームページか、ツアー会社のサイトから予約してください。
那覇泊港からの乗船時間は約20分ですが、1日の便数が少なく、とくに7〜9月のシーズン中は予約ですぐにいっぱいになってしまうため、早めの予約をオススメします。
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渡嘉敷島で楽しめるアクティビティ
ここからは、渡嘉敷島で楽しめるアクティビティをご紹介いたします。
シュノーケリング
沖縄では、サンゴ礁の保護や安全面の理由で、シュノーケリングNGのビーチがあります。
個人のシュノーケリングは禁止ですが、インストラクター付きのツアーであればOKのビーチもありますので、前もってシュノーケリングツアーをチェックするようにしましょう。
楽しみ方・魅力
シュノーケリングは、ライセンスも不要で、泳げない方や子供でも気軽に楽しめる定番のマリンスポーツ。
しかも、ダイビングと同じようにサンゴ礁の観察や、海の生き物と間近で触れ合うことができるのも大きな魅力です。
ダイビング
空気のタンクを背負って海中に潜るダイビングは、浮力の調整ができますので、意外に思われるかも知れませんが、泳げない人でもまったく問題ありません。
ライセンスを持っていない方は、最初に体験ダイビングからチャレンジするようにしましょう。
楽しみ方・魅力
予約制の体験ダイビングは、インストラクターがしっかりとサポートしてくれますので、
まったく泳げない方にもオススメです。
ダイビング器材や水中でのコミュニケーションなどのレクチャーを受けて、憧れの水中世界へとダイブ。
自分のすぐ近くをカラフルな熱帯魚が泳いでくれるので、まるで一緒に海中散歩をしているような気分に浸れます。
SUP
SUP(サップ)とは、スタンドアップパドルボードの略称で、ハワイ発祥のウォータースポーツです。
楽しみ方・魅力
SUPは、海上をスイスイと歩くような不思議な感覚を体験できます。
SUPの体験ツアーは、講習とガイド付きなので初心者でも安心して参加できます。
目にも鮮やかな青い海を海上散歩して、トカシキブルーを堪能しましょう。
クルージング
渡嘉敷島でのクルージングでは、大型のクルーズ船で、色とりどりのサンゴ礁やエメラルドグリーンに輝く海の絶景を楽しめます。
楽しみ方・魅力
最高の休日を演出するのが、プライベートチャータークルーズ。
家族や気の合う仲間だけで、サンセットクルーズ、ホエールウォッチング、花火クルーズ、無人島海水浴などいろいろな楽しみ方があります。
プライベートチャータークルーズで、非日常体験を満喫してみてはいかがでしょうか?
マリンスポーツ
渡嘉敷島でのマリンスポーツはじつに多彩です。
トーイングチューブやジェットスキー、シーカヤックなどバラエティに富んでいます。
楽しみ方・魅力
渡嘉敷島のマリンスポーツの中心地は、阿波連ビーチやトカシクビーチ。
定番のシュノーケリングや体験ダイビングのほかに、SUP&シュノーケリングなど、複数のマリンスポーツがセットになったツアーもあり、海をめいっぱいに楽しめるのが最大の魅力です。
カヌー・カヤック
カヌー・カヤックとは、小型ボートに乗り込んで、パドルを操り、海上をめぐるアクティビティです。
楽しみ方・魅力
カヌー・カヤックは、1名乗りや2~3名乗りなどボートの種類が豊富で、2~3名乗りのボートでは、息を合わせたパドリングがポイントになります。
カヌー・カヤックは、簡単なレクチャーを受けるだけで、初心者でも楽しめるのが大きな魅力です。
ガイド付きツアーでは、渡嘉敷島の阿波連ビーチのシーカヤック&無人島(ハナリ島)探索ツアーがイチ押し。
シュノーケリングや体験ダイビングとセットにすれば、南国の一日を満喫できますよ。
ホエールウォッチング
ホエールウォッチングは、冬季限定のアクティビティで、小型ボートに乗船し、慶良間諸島近海に回遊してくるザトウクジラを見学するツアーです。
楽しみ方・魅力
ホエールウォッチングのベストシーズンは、例年1~3月がピークですが、年によって多少のバラツキがあります。
シーズン中は、島の展望台から双眼鏡でクジラを発見・追跡し、無線でボートを誘導するシステムをとっているため、きわめて高い確率でクジラと会えます。
間近で見るザトウクジラは迫力満点です。
まとめ
慶良間諸島の1つである渡嘉敷島についてご紹介しました。
渡嘉敷島は、那覇から日帰り可能ないちばん近い離島で、自然豊かな沖縄の原風景の素晴らしさを謳歌することができます。
誰もが憧れる美しいビーチでは、マリンスポーツを楽しんだり、ウミガメに出会ったり、訪れる人たちに期待を裏切らない感動体験が待っていますよ。