
狙い目!?慶良間の11月
目次
狙い目!?慶良間の11月
本州以北では、山々が紅葉し秋から冬にかけての準備が始まる11月。だんだんと寒さが増し、なんとなく物寂しさを感じる季節でもあります。
旅行に行くとしたら、紅葉を楽しみながら散策というプランもありますが、寒い季節だからこそ温かい場所でバカンス!というプランもあるでしょう。そんな中で真っ先に思い浮かべるのは、やはり沖縄!そして離島!
さあ、11月の慶良間諸島はどんな装いで我々を迎えてくれるのでしょうか?
慶良間諸島ってどんなところ
慶良間諸島は、20余りの島々で構成された島嶼群です。5つの有人島の他に、多くの無人島があります。本島からも近く、日帰りで訪れることもできますし、有人島は観光業が盛んなため宿泊施設や飲食店も充実しており、観光客に愛される所以となっています。
慶良間諸島に所属する慶伊瀬島という島があります。この島を含む環礁を「チービシ環礁」と呼ぶのですが、ここが世界屈指のダイビングスポットとして非常に人気となっています。
透き通った海もさることながら、海中はトンネルやアーチなどの地形環境が非常に豊富なため、幻想的な世界を思う存分堪能することができます。このように、アクセスの良さと利便性、そして大自然の魅力が詰まった場所となっています。
慶良間諸島を構成する3つの島
慶良間諸島には5つの有人島がありますが、その中でも観光スポットとして人気を博している3つの島についてご紹介していきます。
阿嘉島
島の魅力・特徴
慶良間諸島の中で最も西側に位置する阿嘉島。人が住む集落の他は、ほとんどが森林となっており、非常に自然豊かな島となっています。
このため、動物たちがのびのびと生活しており、夜になると鹿が集落に遊びに来るほどです。しかし、観光業にはしっかりと力を入れていて、手つかずの自然を維持しながらも人々が快適に過ごせる工夫もされているのです。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーざまみ・・・約90分
高速船クイーンざまみ・・・約50分

渡嘉敷島
島の魅力・特徴
慶良間諸島の中でも主要な有人島の一つです。ある程度の人口がいますが、集落の面積は非常に小さいという特徴があります。それ以外はほとんど森林で、島ならではの自然がそのまま残されています。
一方で観光業が盛んで、阿波連ビーチという素晴らしいビーチの周辺は飲食店やレンタルショップなどで充実しています。自然と、人々の暮らしとがうまく共存できるよう、自然と区分されているところが魅力の一つです。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーとかしき・・・約70分
マリンライナーとかしき・・・約35分
座間味島
島の魅力・特徴
座間味島は、慶良間諸島の所属する有人島の中でも主要な島の一つです。海から座間味島を眺めると、黒く見えるという特徴があり、これは島の外壁が黒い岩による絶壁であるということが理由となっています。
ある程度人口はいますが、ここも本来の自然を維持しつつたくさんの観光客を受け入れている島となっています。古くから人が住んでいて歴史もあり、数々の歴史的遺産が残されていることも特徴的です。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーざまみ・・・約90分
高速船クイーンざまみ・・・約50分

慶良間の魅力
人々の生活と観光業の隆盛にも関わらず、慶良間諸島には雄大な自然がしっかりと残されていて、島の大きな魅力となっています。慶良間諸島の自然とは一体どのようなものなのでしょうか?
世界を魅了するケラマブルー
世界中のダイバーを魅了するケラマブルーの所以は、その透明度の高さにあります。海水の透明度が非常に高いので、海の中の様子をハッキリと見ることができます。
このため、ダイビングやシュノーケリングなどの海中世界を楽しむアクティビティを楽しみたい人にとっては、まさに楽園のような場所なのです。
マリンアクティビティの聖地
先ほども申し上げた通り、透明度の高い海で行うマリンアクティビティは、通常の海と比べて楽しさ倍増!特に、ダイビングやシュノーケリングなどは海中の様子をしっかりと見ることができますので、これが観光客に大人気なわけです。
さらに、透明度の高い水は太陽の光を良く通します。これによって、多少寒い時期や天気の時でも、海水が他の海と比べて少し高めであることもマリンアクティビティを好む人にとっては嬉しい仕様なのです。


壮大な大自然
慶良間諸島は、2014年に島全体が国立公園に指定されました。その入り口に位置するのが、チービシ環礁です。ここは、慶良間諸島に所属する3つの島を含む環礁のことで、マリンアクティビティスポットとなっています。
どういう状況かと言うと、ナガンヌ島、神山島、クエフ島という3つの島があるのですが、それぞれの無人島をぐるっと一周サンゴが囲んでいるというサンゴの楽園なのです。
慶良間諸島のサンゴは大変貴重で、環境汚染の影響などを受けて沖縄のサンゴは減少傾向にある中で、のびのびと成長し、数百種類ものサンゴを残しているありのままの自然が保管されているのです。
慶良間の11月とは
慶良間諸島の11月は、オフシーズンに入るため観光客の数がぐっと減ります。そのため、島本来の姿や静かな海を楽しむことができるということで、密かに人気のあるシーズンでもあります。
また、元々透明度の高いことで有名な慶良間諸島の海が、寒さによってさらに洗練された透明度になるのも魅力の一つとなっています。
慶良間の11月の気候
11月の気温は、20~30℃となります。夏のオンシーズンと比べるとすっかり肌寒くなりますね。
30℃くらいになる日もありますが、それほど多くはないため大体22~24℃くらいだという感覚でいると良いでしょう、日中はまだまだ汗ばむこともありますが朝晩はしっかり冷えるため、防寒が必要となります。
一方で、水温は25~27℃くらいとなっていますので、まだ海に入ることも可能です。
11月の慶良間の服装と持ち物
11月に適した服装
最低気温が20℃くらいになることもあるので、防寒着は必須となります。薄手の上着や長袖・長ズボンなどは必ず持参しましょう。
せっかくなので、ビーチサンダルで歩きたいところですが、それも厳しい日があるので、普通の靴もあると好ましいです。海に入る場合は、水着だけでは寒く感じる場合もありますので、ラッシュガードなどがあると良いでしょう。
11月の持ち物
曇りの日が多くなりますが、油断は禁物。しっかりとUVケアグッズは持参しましょう。また、その日の気温にもよりますが、朝晩の冷え込みを考慮して防寒着は必ず持っていくようにしましょう。
水着だけでは心配な季節になりますので、ラッシュガードを。ダイビングスーツは念のためドライスーツなどが好ましいです。
11月の慶良間の主なイベント&楽しみ
主なイベント
11月の慶良間諸島では、ファン感謝月間というイベントが11月中ずっと開催されています。このイベントは、座間味島を中心に行われており、「座間味島ファン感謝月間」と名されています。
この時期は、各種優待やプレゼントがされたり、毎週土曜日には村民による芸能ショーが行われるということで、密かな盛り上がりを見せる時期となっています。
楽しめるポイント
伝統芸能のショーもさることながら、座間味島フォトコンテストや宝探しなど、観光客が座間味島を思いっきり楽しめるようなイベントが盛りだくさんとなっています。
宝探しは、島中に隠されたタグを見つけると商品券や優待券と交換できるなんて、素敵なイベント!座間味島を散策する中で見つけられたら最高に楽しいですよね。
1ヶ月を通して、観光客をしっかりももてなしてくれるイベントとなっていますが、オンシーズンと比べて観光客が少ないため、この時期に座間味島に行くと、濃密な時間を過ごすことができます!
11月の慶良間の注意点
重ねてになりますが、11月は気温が低くなってきます。オンシーズンのように快適に過ごす!というよりは、防寒をしっかりして過ごすのが最も良いでしょう。台風の心配は、7~9月に比べると少ないです。
慶良間で楽しめるアクティビティ
シュノーケリング
11月の慶良間諸島は、寒くなりますがその分海の透明度が上がります。このため、シュノーケリングではオンシーズンよりもはっきりと海中の様子を見ることができるとして、密かに人気なのです。

ダイビング
慶良間諸島には様々なダイビングスポットがあり、世界中のダイバーがケラマブルーとその海中世界の掛け合わせを求めてやってきます。一回の旅では周り切れない数多くのスポット、今回はどこにしようかと迷うのも楽しみの一つです。
SUP
海の上を楽しむSUPは初心者に大人気のアクティビティです。SUPに乗って、慶良間諸島の無人島への旅に出かけるのは、冒険心をくすぐるとても楽しいツアーとなっています。

クルージング
海の風を感じながら、ダイビングスポットへ!そんな用途もありますし、海上バーベキューを楽しむなどの用途でも使われます。クルーザーを貸し切って、慶良間諸島を思いっきり満喫するのも贅沢な楽しみ方ですね。
カヌー・カヤック
カヌーやカヤックのように、自分の力を使って海上を進んでいくアクティビティはある程度の達成感を味わうことができておススメです。
クリアカヤックに乗って無人島へ旅に出るツアーなどは、ケラマブルーを思う存分楽しむことができるため、非常に人気があります。


慶良間のおすすめ観光スポット
慶良間諸島の魅力と言えば海ですが、どの場所でも最高のケラマブルーを楽しむことができます。今回は、その中でもケラマブルーを堪能できるスポットについてご紹介していこうと思います。
古座間味ビーチ(座間味島)
古座間味ビーチと言えば、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得した最高のビーチの一つで、文句なしのケラマブルーを楽しむことができます!
時間がない中でケラマブルーを楽しみたいという方は、迷わず古座間味ビーチを選択すると後悔なく遊ぶことができます。
阿真ビーチ(座間味島)
阿真ビーチは、古座間味ビーチと同じく座間味島にありますが、古座間味ビーチよりも観光客が少なく落ち着いたスポットとして有名です。
マリンアクティビティを思いっきり楽しみたい!という方には古座間味ビーチをおススメしますが、ゆっくりと静かに泳ぎたい場合は断然阿真ビーチがおススメです!
阿嘉大橋(阿嘉島)
阿嘉島と慶留間島をつなぐ阿嘉大橋は、実は絶景を眺めることができる最高のケラマブルースポット!
夕方、橋の上から眺めるサンセットは透明度の高い海と夕日の色が混じって、なんとも言葉にできない美しい情景を生み出します。
港からのアクセスもいいので、阿嘉島を訪れる人が必ず足を運ぶスポットとなっています。
阿波連ビーチ(渡嘉敷島)
渡嘉敷島のメインビーチである阿波連ビーチは、観光客で賑わいを見せる名ケラマブルースポット!
このビーチの特徴は、波が穏やかで静かということです。このため、小さなお子さん連れの方に人気のビーチとなっています。
トカシクビーチ(渡嘉敷島)
トカシクビーチは、阿波連ビーチよりも観光客が少なく、落ち着いたビーチとして知られています。
阿波連ビーチ同様、波が穏やかという特徴がありますので、他の観光客の目を気にせずに思いっきり楽しみたい人におススメです。
まとめ
11月は気温が下がり、寒い日も出てくる慶良間諸島。
しかしまだまだ、ケラマブルーを堪能できる温度なのが嬉しいですね!オンシーズンとは違って観光客が少ないというメリットがありながら、座間味島では11月に訪れる観光客を思いっきり歓迎してくれます。
11月は座間味島に拠点を置いて、ゆっくりと慶良間諸島を巡るプランを計画するのがおススメです!