渡嘉敷島に行くにはフェリー乗船必須!本島からの行き方・おすすめ観光スポットをご案内!
目次
渡嘉敷島とは?
渡嘉敷島は慶良間諸島の有人島であり、那覇からの観光客が多く訪れている場所です。
那覇から観光できる慶良間諸島中で最も大きく、海と山が魅力の離島でマリンアクティビティや展望台巡りなどの観光が楽しめます。
時間によって色彩が変化する「ケラマブルー」は、訪れる観光客を魅了し、ゆったりとした時間を感じられるでしょう。
島内には、渡嘉敷・渡嘉志久・阿波連の3つの集落があり、人気の観光スポットである渡嘉志久や阿波連に宿泊施設・お土産屋・飲食店が集まっています。
移動する場合は、タクシー・レンタカー・レンタルバイク・ツアーはもちろん、宿の送迎を使って目的地まで行けることもあるので、旅行前に確認しておきましょう。
夏はダイビングやシュノーケリングが人気ですが、冬もホエールウォッチングで多くの観光客が訪れています。
また、ダイナミックな景観以外にも楽しめる観光スポットが多く、貝塚遺跡・烽火台・戦争の慰霊碑などの歴史を学べる場所も人気になっています。
のんびりとした南国の風景の中に刻まれた、渡嘉敷島の歴史を感じる旅行もおすすめです。
今回はそんな渡嘉敷島の行き方やフェリー情報、おすすめの観光スポットをご紹介いたします。
渡嘉敷島の行き方・フェリー情報
那覇から気軽に行ける離島の渡嘉敷島は、どのように行けば良いのでしょうか?
ここからは、渡嘉敷島の行き方やフェリーなどのアクセス情報をご紹介します。
ハイシーズン時の混雑具合や予約のタイミングなども併せてご紹介していきますので、離島観光や慶良間諸島観光に興味のある方は必見です。
那覇空港から泊港へ
那覇空港から泊港までは、車で20分ほどあれば到着できます。
そのため、レンタカーやタクシー中心の旅行を考えている方は、車で向かうとよいでしょう。
泊港には有料の駐車場があるので渡嘉敷島観光の際は、利用してください。
駐車場から泊港までは徒歩10分ほどあるため、時間に余裕をもって移動するのがおすすめです。
タクシーは、1,600円程度の料金がかかります。
他の移動方法は、ゆいレールと路線バスです。
ゆいレールは那覇空港に隣接しているモノレールのことで、300円で泊港近くの美栄橋駅に到着します。
美栄橋駅からは10分(約700メートル)ほど歩けば泊港に到着するので、コスパ重視の方はゆいレールがおすすめです。
もう一つの移動方法である路線バスは乗り換えが複雑なため、旅慣れた方以外にはおすすめできません。
乗り換えの回数が多く、那覇空港を朝に出発しても10時以降に泊港に到着してしまう可能性もあるほどなので、路線バスで移動する方はしっかりと乗り換えを確認しましょう。
泊港からフェリー・高速船乗船必須!
慶良間諸島には慶良間空港がありますが、那覇からの定期便はありません。
現在は、ヘリポートや災害時に使用されている空港なので、渡嘉敷島に観光する際はフェリー(フェリーとかしき)や高速船(マリンライナーとかしき)での移動が必須です。
泊港から渡嘉敷港までのフェリーは、定員450名で片道70分の船旅になります。
泊港から10時発に、帰りは渡嘉敷港から16時発のフェリーに乗れば、日帰りの離島観光が楽しめるでしょう。
フェリーは定員数も多く、時間をかけての船旅なので、ゆったりとした旅にしたい方におすすめです。
高速船は、泊港から出発する時間が2パターンあります。
10時発と16時半出発の船があるので、渡嘉敷島に宿泊して朝から美しいビーチを楽しみたい方は、16時半出発のフェリーに乗るのもよいでしょう。
高速船の定員は200名、片道40分で渡嘉敷港に到着します。
フェリーよりも短時間で移動できますが、乗船価格が高くなるのが特徴です。
サマーシーズンは高速船への乗船数が増えるので、予約をしておかないと乗船できない可能性もあります。
そのため、この時期に渡嘉敷島観光を考えている方は、必ず事前予約をしておきましょう。
フェリーも高速船も2ヶ月前からWEB予約が可能なので、観光計画を立てるときに参考にしてみてください。
船が欠航した場合は、払い戻しがあります。
高速船の場合には波高が3メートル以上、フェリーの場合には波高が4メートル以上で欠航となります。
チケットの購入については、クレジットカードや電子マネーで購入可能です。
しかし、渡嘉敷島では現金払いが基本ですので、現金もしっかりと用意しておきましょう。
渡嘉敷島おすすめの観光スポット
那覇からの観光客も多い渡嘉敷島で、人気の観光スポットをご紹介します。
渡嘉敷島に訪れる多くの観光客が目指す観光スポットは、海を堪能できるビーチです。
渡嘉敷港からの行き方や特徴もご紹介しますので、どのビーチが良いかを好みに合わせて比べてみてください。
どのビーチも絶景が楽しめる上に、近くには展望台もあるので、時間に余裕のある方は展望台に立ち寄るのもおすすめです。
阿波連ビーチ
「阿波連ビーチ」は、渡嘉敷島の美しいビーチです。
600メートル続く白い砂浜と透明度の高い「ケラマブルー」の海が絶景のビーチで、多くの観光客が訪れる場所となっています。
阿波連ビーチまでの行き方は、バス・レンタカー・タクシーで移動できます。
バスは渡嘉敷港から発着しており、片道400円ほどです。
ビーチ前にはマリンショップが並んでおり、マリンスポーツやアクティビティツアーの受付を行っています。
シュノーケリング・ダイビング・バナナボート・カヤックが人気で、定員数が埋まっていなければ当日に参加することも可能です。
また、カヤックや渡し船を使って、阿波連ビーチから見える無人島「ハナリ島」にも行けます。
プライベートビーチのように楽しめる島なので、ぜひ遊びに行ってみてください。
ビーチを満喫するレンタル品も充実しており、パラソル・シュノーケルセット・ビーチベッドなどを貸し出しています。
手ぶらでビーチに訪れてもレンタル品があるので、美しいビーチを思いっきり堪能できるでしょう。
また、阿波連ビーチは遊泳区域が決まっており、監視員もいるため、お子様がいる方も安心して楽しめるビーチです。
海に入ってすぐに美しいサンゴ礁や熱帯魚の姿を見ることもできるので、「ケラマブルー」を十分に楽しめるでしょう。
渡嘉志久ビーチ(渡嘉敷港からの行き方)
「渡嘉志久ビーチ」は、島の中央部にある遠浅の美しいビーチです。
波が穏やかでウミガメの餌場になっているビーチなので、ウミガメと会えるシュノーケリングツアーもあります。
シュノーケルセットなどのレンタル用品は、近くのお店でも対応していますが、宿泊客優先になるので持参したほうが無難です。
周辺には飲食店もありますが、数軒だけなのでお弁当を持って行くことをおすすめします。
このスポットまでの行き方は、タクシーやレンタカー・レンタルバイクがあります。
徒歩やレンタサイクルでも行けますが、急勾配の山を越えて行くことになるのでビーチに到着するまでにヘトヘトになってしまうでしょう。
渡嘉志久ビーチに車やバイクでアクセスする場合の所要時間は、10分ほどになります。
駐車場がなく、近くのお店の駐車場を利用したり、路上駐車することになるため、車やバイクよりタクシーの方がおすすめですが、島内のタクシー(予約制)は2台と少ないです。
路線バスも運行していないので、このビーチを訪れたい方はツアーを利用するのがよいでしょう。
ツアーなら、レンタル品やランチの心配もありません。
那覇から出発するシュノーケリングツアーやダイビングツアーもあるので、旅行前にチェックしてみてください。
渡嘉敷島で楽しめるアクティビティ
渡嘉敷島は、「ケラマブルー」を満喫できる離島として人気です。
のんびり島散策を楽しむのもよいですが、観光の中にアクティビティを組み込むと、さらに充実した観光が楽しめるでしょう。
ここからは、渡嘉敷島で楽しめる人気のアクティビティをいくつかご紹介します。
慶良間諸島のどの島に行こうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
シュノーケリング
シュノーケリングは、泳げない方でも気軽に水中世界を観察できるマリンアクティビティです。
水中メガネ・シュノーケル・フィン(足ひれ)を装着して行うマリンスポーツですが、ライフジャケットがあれば、簡単に海に浮くことができます。
シュノーケリングには、ビーチシュノーケリングやボートシュノーケリングの種類があり、ツアーで人気なのがボートシュノーケリングです。
ガイドと一緒なら渡嘉志久ビーチや阿波連ビーチの遊泳区域外の場所で、ボートシュノーケリングが堪能できるので、ビーチよりも元気なサンゴ礁や海の生き物が観察できるでしょう。
ウミガメが頻繁に訪れる場所でのシュノーケリングも、ボートで訪れないと行けない場所です。
そのため、特別なシュノーケリングを体験するなら、ツアーでシュノーケリングに参加してみてください。
アクティビティ中の写真のデータプレゼントやボートの上でランチを食べる体験ができるツアーなどは、多くの観光客が利用している人気プランです。
渡嘉敷島のシュノーケリングツアーを探すときは、そういったサービスがあるツアーを選ぶと思い出に残る体験ができるでしょう。
ダイビング
慶良間諸島は、世界中のダイバーが恋するダイビングスポットが豊富にある海域です。
国立公園にも指定された海域は「ケラマブルー」と呼ばれ、透明で美しい海に生息する豊富な生き物や高範囲に密集したサンゴ礁がある海域になっています。
海の中の地形も面白く、初心者からライセンスを持った上級者までを虜にしている慶良間諸島の海域ですが、渡嘉敷島周辺のダイビングスポットは特に人気です。
代表的なダイビングスポットは、海人(白砂の海底にアカクリが群れ希少なトウアカクマノミが観察できる)・灯台下(地形が神秘的なスポットで光のカーテンが美しい場所)・ハナレビーチ前(阿波連ビーチ目の前のスポットでサンゴ礁に群れるデバスズメダイや天気の良い日は30メートル先まで見渡せる透明度の高さが人気のスポット)などがあります。
自力でダイビングする方は、ボンベやウェットスーツなどが必要になるため荷物が大変ですが、ツアーでダイビングする場合は道具のレンタルが可能です。
また、ライセンスを持っていない方でも楽しめる体験ダイビングツアーは、初めてのダイビングが美しい「ケラマブルー」でできるので、一生ものの思い出になるといえるでしょう。
渡嘉敷島は、ダイビングをした方が何度もリピートしたくなると言うほど、人気の高いスポットなのです。
ホエールウォッチング
渡嘉敷島の冬といえば、ホエールウォッチングです。
毎年12月の終わりから3月後半頃まで、野生のザトウクジラが繁殖活動と子育てをするために慶良間諸島周辺の海域に現れます。
渡嘉敷島では、船に乗るだけで大迫力のクジラの生態が観察できるツアーが人気です。
慶良間諸島の海域を知り尽くしたベテラン船長が案内する渡嘉敷島のホエールウォッチングは、クジラとの遭遇率も高く、口コミも高評価になっています。
ザトウクジラの体長は、平均15メートルほどで、体重は約30トンです。
このような巨大な海の哺乳類を観察できる特別な体験ができるので、ぜひホエールウォッチングツアーに参加してみましょう。
ツアーでザトウクジラを観察するときの見どころは、潮吹きのブローや深水前のダイナミックな動きです。
尾びれ上げ潜水・深索浮上・尾びれ打ち・頭打ち・突進・立羽打ちなど、様々な姿を私達に見せてくれます。
クジラの中でも多彩な行動や派手なパフォーマンスをするので、跳躍や水面に体を叩きつける動作は、まさに圧巻です。
船の上から安全な距離を保って観察しますが、興奮して船から前のめりにならないように気をつけましょう。
まとめ
今回は、那覇から渡嘉敷島へ移動できるフェリーや高速船についてご紹介しました。
沖縄旅行ついでに那覇から気軽に離島観光できるのが、渡嘉敷島です。
のんびりとした時間が流れている南国の田舎の雰囲気を楽しめる場所ですが、アクティビティツアーも盛んに行われています。
人気の離島トリップを楽しむために、こちらの記事を参考に渡嘉敷島観光を計画してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。