チービシ諸島の「ナガンヌ島」で宿泊する方法と魅力を徹底解説!
目次
ナガンヌ島とは?
那覇から西におよそ40kmの場所に位置する慶良間諸島は、大小20ほどの島が集まっている島嶼群です。
そんな慶良間諸島の入り口には、サンゴ礁でできた神山島、ナガンヌ島、クエフ島の3つの無人島が集まったチービシ環礁があります。
これらの無人島のうち、最も大きい島であるナガンヌ島は、海水浴やスキューバダイビングなどのマリンアクティビティを楽しむのに最適な場所として知られています。
無人島といえば、水道やトイレなどの設備や交通手段、宿泊施設がないイメージがあるため、訪れるにしても事前準備をしなければいけないと思っている方も多いでしょう。
しかし、ナガンヌ島には宿泊施設をはじめとした多くの設備が整備されているため、宿泊もできてマリンアクティビティが存分に楽しめる場所なのです。
日々の生活の中で無人島に行くというのは非常に珍しい経験であるため、興味がある方も多いでしょう。
非日常を体験したい方、プライベートビーチ感覚で気ままにマリンアクティビティを楽しみたいという方にこそ、ナガンヌ島はオススメです。
そこで今回は、ナガンヌ島での宿泊についてご紹介させていただきます。
ナガンヌ島行き方
ナガンヌ島には、那覇市泊港から出ているフェリーを利用することで行くことができます。
ゴールデンウイークや夏のハイシーズンであれば1日2便、それ以外の時期では1日1便が出航しています。
本数が限られていくため、乗り遅れには注意が必要です。
ここでは、ナガンヌ島への行き方について、ご紹介いたします。
所要時間・料金
泊港からナガンヌ島までの所要時間は、およそ20分です。
料金は、往復乗船料、施設利用料、消費税が含まれた半日フリープランであれば、3200円ほどです。
ただし、半日フリープランに加えてビーチシュノーケリングやセグウェイ散策などのオプションが付いているプランもあります。
オプション付きのプランの場合は、4800円ほどで楽しめます。
時刻表・乗り場・駐車場
ナガンヌ島へ行くフェリーの時刻表は、時期によって変更があるため注意しましょう。
4月~6月、10月~11月であれば、泊港9時30分発→ナガンヌ島9時50分着、ナガンヌ島15時発→泊港15時20分着の1便ずつです。
12月~翌年3月の場合には、泊港10時10分発→ナガンヌ島10時30分着、ナガンヌ島13時40分発→泊港14時着となります。
そして、ゴールデンウイークや6月下旬、7月~9月のハイシーズンになると、泊港9時30分発→ナガンヌ島9時50分着、泊港10時30分発→ナガンヌ島10時50分着とナガンヌ島15時発→泊港15時20分着、ナガンヌ島16時発→泊港16時20分着のそれぞれ2便ずつです。
これらのフェリーに乗る場合、乗り場は泊港北岸側にある株式会社とかしきの店舗のところで、集合してから乗船となります。
店舗は黄色い3階建ての建物で、青いのぼりが目印です。
また、付近の最も近い駐車場は「とまりん駐車場」と「泊ふ頭地下駐車場」などがあります。
仮にここが満車であれば、「OKパーキング前島」や「前島二丁目駐車場」など、付近にはさまざま駐車場があるため、ご安心ください。
↓ナガンヌ島のフェリーの乗り方はこちら↓
ナガンヌ島に宿泊する魅力
住民のいない無人島であるナガンヌ島ですが、観光客向けの宿泊施設は存在します。
無人島での宿泊は他の観光地とは違った魅力があるため、ナガンヌ島を訪れたいという方は非常に多いのです。
ここでは、そんなナガンヌ島に宿泊する魅力についてご紹介させていただきます。
静寂な島を満喫
日帰りの観光客は、ハイシーズンでも16時の最終便で全員が帰ることになります。
つまり、16時以降にはナガンヌ島に宿泊する観光客だけの時間になるのです。
宿泊施設の多くないナガンヌ島では、滞在人数も少ないため、静かな島を満喫できるでしょう。
海沿いを歩いて夕日を眺めることや、波の音を聴きながらゆったりとした一時を過ごすなど、楽しみ方は非常に多くあります。
都会の喧騒から離れた非日常を味わいたい場合は、静寂を満喫することがポイントです。
静かで人工的な灯りのない静寂な島を楽しむのは、ナガンヌ島に宿泊する方のみの特権と言えるでしょう。
静寂の中で美しい景色や星空を眺めて、心からリフレッシュしましょう。
生き物観察を楽しもう
ナガンヌ島には、蚊をはじめとして虫があまりいません。
その代わりに、夜になれば夜行性のオカヤドカリが活動を開始します。
オカヤドカリは天然記念物に指定されている珍しい生物であるため、ナガンヌ島に訪れた際にはぜひ観察してみてください。
また、ナガンヌ島はウミガメの産卵地としても有名です。
運が良ければ産卵や孵化するウミガメの様子が見られるかもしれません。
このような出会いは、無人島であるナガンヌ島のような限られた場所でしか経験できないものです。
ナガンヌ島に宿泊して、さまざまな生き物観察を満喫することをオススメします。
ナガンヌ島内にあるオススメの宿泊施設紹介!
ナガンヌ島に宿泊する魅力をご紹介させていただきましたが、ナガンヌ島にはどのような宿泊施設があるのか気になる方も多いと思います。
ここでは、ナガンヌ島内にあるオススメの宿泊施設をご紹介させていただきます。
ナガンヌステイ
「ナガンヌステイ」は、ナガンヌ島にある宿泊用のコテージです。
ログハウスのような造りになっており、木材の温かみを感じられる内装になっています。
内部にある家具はベッドと照明のみというシンプルなものですが、自由に使用できるエアコンも設置されているため、快適に過ごせるでしょう。
また、ティッシュや懐中電灯、殺虫スプレーなども備えられているため、必要な時は自由に使用できます。
バスタブはありませんが、温水シャワー付きの共用のシャワー室があり、そこにはシャンプーやリンス、ボディソープが備えられています。
ただし、洗面用具や着替えなどの用意はないため、それらは持参しましょう。
バスタオルは1枚300円でレンタル可能なため、もし忘れたという場合にも、レンタルで対応できます。
宿泊した場合、基本1泊2食付きとなりますが、7月〜9月は3食付きです。
朝食はサンドウィッチなどの軽食、夕食にはジューシーなハンバーグやチキン、美味しい魚料理など、バリエーションは豊富です。
また、プランによってはバーベキューに変更も可能であるため、検討してみましょう。
ナガンヌ島の静かな夜に、家族や友人、恋人と過ごす贅沢なひとときは一生の思い出になるはずです。
ナガンヌ島に訪れるうえでの注意点
無人島であるため静寂やプライベート感覚で楽しめるナガンヌ島ですが、実は訪れるうえでいくつかの注意点があります。
この注意点を知らなければ、現地でトラブルに発展する可能性があるため、必ず押さえたいポイントといえるでしょう。
ここでは、ナガンヌ島を訪れるうえでの注意点についてご紹介させていただきます。
早めの予約が必要
ナガンヌ島への宿泊をご希望の場合、早めの予約は絶対に必要です。
その理由は、ナガンヌ島には宿泊棟が20棟しかないことにあります。
他の観光地とは違い、限られた数のみの宿泊移設であるため、可能な限り早めの予約をしなければ宿泊できません。
ナガンヌ島を訪れようと思ったら、すぐに予約の確認をすることをオススメします。
フェリーの欠航
予約をしていても、悪天候などの要因によりフェリーが欠航する可能性があります。
欠航した場合、携帯電話かメールアドレスに連絡がありますが、オフィシャルサイトやトップページでも出航予定を確認可能です。
そのため、台風の多い時期などは特に天気に注意しましょう。
島内への飲食物の持ち込み禁止
ナガンヌ島には環境保護のためのルールが設けられており、その中に飲食物の持ち込みが禁止というものがあります。
そのため、カバンの中に入っているものを含めて、事前に飲食物は処理しておきましょう。
ナガンヌ島内ではカレーライスや鶏のから揚げなどの食事、ソフトドリンクやビールなどの飲料の販売を行っているため、滞在中は島内で購入しましょう。
まとめ
今回はナガンヌ島についてご紹介させていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
慶良間諸島に属するナガンヌ島は抜群の透明度を誇る美しい海に囲まれているため、マリンアクティビティをはじめとした、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。
無人島であるナガンヌ島では、人が少ないことによる静かなひとときが過ごせるため、夕方や夜の美しい景色を独占できます。
半日だけの訪問でも充分に楽しめますが、せっかく訪れるのであれば宿泊をオススメします。
ナガンヌ島には今回ご紹介しきれなかった多くの魅力があるため、ぜひ実際に訪れてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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