
チービシ諸島の「ナガンヌ島」へはフェリー乗船必須!行き方と注意点を徹底解説
目次
ナガンヌ島とは?
国内屈指の観光地である沖縄県には、数多くの魅力ある観光スポットが点在しています。
一般的には県の中核である那覇市を擁する沖縄本島が主な観光地としてイメージされがちですが、沖縄が誇る魅力ある土地は本島だけではありません。
沖縄県は広い海域に点在している島々によって構成されており、宮古島や石垣島、西表島といった島々は観光客からの人気が高いです。
また、沖縄本島とセットで気軽に足を運べる離島群も存在しており、それぞれが異なる特色や景観を持った観光地となっています。
そんな沖縄本島から行ける離島の中でも、個性ある島として多くの人々を集めているのがナガンヌ島です。
ナガンヌとは「細長い」という意味で、その名の通りに細く長い形状の島は純白の砂浜に囲まれています。
島の四方は沖縄ならではの青々と輝く美しい海に囲まれていて、この上なく素晴らしい南国旅情を味わえるスポットだと言えるでしょう。
ロケ地として使用されたこともあり、その景観は沖縄県内でも屈指のものと称されています。
ナガンヌ島を聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、知る人ぞ知る名スポットの1つなのです。
そこで今回は、沖縄旅行を計画されている方にぜひ知っていただきたい、ナガンヌ島に関する情報をご紹介いたします。
ナガンヌ島への行き方
ナガンヌ島は、座間味島、阿嘉島、渡嘉敷島などのいくつかの離島と同じく、慶良間諸島というエリアに属しています。
上記の島々とは異なり人が暮らしていない無人島であり、島内には村や集落などが存在していません。
もちろん、コンビニなども存在していないため、観光を考える際にはその点に注意が必要です。
しかし、ナガンヌ島は人気の観光地であるため、那覇市にある泊港から直接渡航できるルートが用意されています。
泊港は那覇市の主要街区のすぐ近くに位置しているためアクセス性も良好で、ナガンヌ島は沖縄本島の観光とセットで楽しみやすいスポットとなっています。
ナガンヌ島を目指すのであれば、まずは沖縄本島に赴き、那覇市内にある泊港に行く必要があると覚えておきましょう。
所要時間・料金
泊港からナガンヌ島までの距離は15km未満と程近く、所要時間は約20分です。
また、観光に特化した島である関係上、渡航料金については時期ごとの変動制となっています。
往復の料金が3200円~6000円と時期によって細かく変動しますので、旅行の予定を立てる際に問い合わせてみることをおすすめします。
時刻表
時刻表も変動しており、以前は午前9時半からの便が出ていましたが、2022年の10月末を境に泊港発の便が午前10時10分に改定されました。
以前はGWや夏季などの繁忙期には午前10時30分の便が追加で運行していましたが、2023年以降の時刻表がどうなるかはまだ不透明です。
特に近年は感染症の流行などによって、沖縄県への観光に関わるさまざまな要素が変動しやすくなっています。
こちらも旅行に支障が出てしまわないよう、計画を立てる際に改めて問い合わせることをおすすめします。
乗り場・駐車場
フェリーに乗るための泊港の所在地は、沖縄県那覇市前島3-25-1です。
那覇空港から泊港に移動する際にはレンタカーを利用するのがおすすめで、「とまりんアネックス駐車場」か、「泊ふ頭地下駐車場」に駐車すると良いでしょう。
レンタカーは那覇空港内にいくつものレンタカー会社があり、それ以外にも島内のあちこちでレンタルが可能です。
ただし、観光ハイシーズンにはレンタカーの争奪戦となることもあり、借りられたとしても希望のサイズの車種がなかったというケースも少なくありません。
そのため、もしレンタカーを利用した島内の移動を予定している場合は、早めに予約しておきたいところです。
レンタカー以外の移動手段だと、モノレールや路線バスを利用するとアクセスがしやすくなっています。
モノレールを利用する場合には、「美栄橋」の駅で降りてから10分ほど歩きましょう。
路線バスは「泊高橋」のバス停で降りた後に、8分ほど歩くことで泊港へと辿りつけます。
那覇市内は発展した都会となっており、交通網も充実しているため、調べながら向かえば迷うことなく辿り着けるでしょう。
事前に予約は可能?
ナガンヌ島への渡航を予約したい場合は、まずナガンヌ島の公式サイトにアクセスしましょう。
公式サイト内に予約用のページがあり、そこから日付やプランを指定しての予約が可能です。
プランには渡航費用のみのフリープランから各種アクティビティなどがセットになったプランまでが用意されているため、お好みのものを選びましょう。
フェリーに乗る上での注意点
ナガンヌ島行きのフェリーに乗る際には、いくつかの点に注意が必要です。
まず、最も注意したいのが、妊娠中の方は乗船ができないという点です。
ナガンヌ島行きのフェリーは高速艇となっており、船が揺れてお腹の中にいるお子様に悪い影響が出てしまう可能性があります。
また、桟橋と船との間が離れているため、ご高齢の方を含めて不安がある方は留意しておきましょう。
もう1点、沖縄の海域は天候などの影響によって到着までの所要時間が予定よりも長引く場合があります。
さらに、海の状態によっては船が大きく揺れてしまうケースがあるため、船酔いに弱い方はあらかじめ酔い止めなどを用意しておきましょう。
便数が少ない
ナガンヌ島のフェリーに関する注意点として、観光ハイシーズンを除いて日に1往復の船しかないという点が挙げられます。
到着は午前で、そこから午後の便が来るまでは必ず島に滞在することとなります。
そのため、仮に体調を崩してしまった場合にも途中で帰ることはできず、島内には医療機関などもないため、渡航の際に無理は禁物です。
必ずコンディションを考慮した上で、渡航を考えるようにしましょう。
雨天欠航の可能性あり
また、上述した天候と関連して、ナガンヌ島行きの船には雨天欠航の可能性があります。
特に台風のシーズンには沖縄の海は荒れやすいため、危険を避けるために欠航となってしまうケースが少なくありません。
そうなった場合に泊港まで足を運んでしまうと時間をロスしてしまうため、当日や前日に発表されている運行情報を都度チェックしておくようにしましょう。
雨天欠航で渡航できなくなった場合に備えて、あらかじめ那覇市内などで代替となる観光プランを考えておくのもおすすめです。
飲食物の持ち込みが禁止
ナガンヌ島は沖縄県内でも有数の美しい環境が保全されているビーチが見所であり、ゴミなどの問題を解決するため、飲食物の持ち込みが禁止となっています。
島内で用意されたお食事を食べることはできますが、帰りの便までの時間が長いため、島で食事をする予定がない場合は、渡航前に十分な食事をとっておきましょう。
満席に注意
もう1点注意したいのが、ナガンヌ島は沖縄県内でも屈指の人気を誇る観光島であり、時期によっては渡航船が満席になってしまうという点です。
特に夏休み期間やGWなどの沖縄県内に観光客が増える時期は席が埋まってしまいやすく、早めの予約を心がける必要があります。
例えば、沖縄まで来てから前日などに予約しようとすると席が埋まっていて旅行プランが崩れてしまうというケースも少なくありません。
ナガンヌ島観光を旅行の軸に据えるのであれば、必ず早めに席を抑えておくようにしましょう。
まとめ
今回は沖縄県の離島の中でも、大きな特色を持った島であるナガンヌ島についてご紹介させていただきました。
ナガンヌ島は美しい浜辺や海に囲まれた島であり、足を運べば南国リゾートならではの自然環境を楽しむことができるでしょう。
予約さえ怠らなければ気軽に渡航できる点も大きな魅力であり、沖縄本島とセットで観光しやすい島となっています。
沖縄旅行を検討されている方は、ぜひナガンヌ島への渡航を計画されてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。