
慶良間諸島を日帰りで楽しもう!那覇からの行き方や慶良間諸島で楽しめる人気のアクティビティをご紹介
目次
慶良間諸島は日帰りでも楽しめる?
国内屈指の観光地として常に高い人気がある土地といえば、沖縄県を思い浮べる方が多いのではないかと思います。
沖縄県には国内最南端の県であるという大きな個性があり、鹿児島市よりもさらに700km以上南方というその立地が特徴です。
海に隔てられた離島という地理条件によって独自の魅力が育まれており、美しい自然やユニークな文化など、さまざまなコンテンツに恵まれた土地となっています。
そんな沖縄県に属している離島、慶良間諸島について、みなさまはご存知ですか。
慶良間諸島へ行くためには沖縄本島にある泊港から船に乗る必要がありますが、そこで気になってくるのが沖縄本島と慶良間諸島は日帰りで行き来することができるのかという点でしょう。
結論から申し上げると、沖縄本島と慶良間諸島の間は日帰りで行き来することが可能です。
その気軽さから、慶良間諸島は沖縄本島観光とセットで楽しまれるケースが多くなっているほどです。
そこで、今回は沖縄県への旅行をご検討中の方に向けて、慶良間諸島に関する観光情報をご紹介させていただきます。
慶良間諸島ってどんなところ?
まずは慶良間諸島に関する概要をチェックしていきましょう。
慶良間諸島は沖縄本島の近くに位置している離島であり、5つの有人島を含む36の島によって構成されています。
沖縄本島から西に約40kmの位置にあり、恩納村などがある本島の西海岸エリアに面した東シナ海に浮かぶ離島群となっています。
慶良間諸島周辺の人気離島をご紹介!
複数の島々によって構成されている慶良間諸島には、観光地としても人気の高いいくつかの離島が含まれているのが特徴です。
慶良間諸島は2014年に国立公園としての指定を受けており、魅力に溢れた土地となっています。
特に人気が高く多くの人々が訪れている島々と見所を以下にピックアップいたしましたので、順にチェックしていきましょう。
座間味島
まずご紹介したいのが、慶良間諸島を代表する人気の島である座間味島です。
座間味島は泊港からのアクセスが良く、青い海と白い砂浜など、南の島ならではの多くの魅力に溢れています。
その海の美しさは「ケラマブルー」とも称されており、沖縄県内でも有数の人気島だと言えるでしょう。
座間味島で楽しめる人気のアクティビティ
座間味島は海の美しさに大きな魅力がある島だけあって、マリンアクティビティが主要なコンテンツとなっています。
数多くのアクティビティの中から特にチャレンジしていただきたいアクティビティを3つ、ご紹介させていただきます。
シュノーケリング
シュノーケリングは、屈指の人気を誇るアクティビティです。
シュノーケリングとは、シュノーケルやフィン、ラッシュガードなどの軽装備だけを身に付け、海の中を楽しむアクティビティです。
シュノーケルは水中ゴーグルに呼吸用の筒が付いている道具であり、これを使うことによって泳ぎながら息継ぎをすることが可能となります。
ケラマブルーの海は透明度が高く、シュノーケル越しでも非常に遠くまでを見通すことができます。
まるで沖縄の海と一体になったかのような体験を楽しめるため、おすすめ度の高いアクティビティだと言えるでしょう。
カヌー・カヤック
続いてご紹介するカヌー・カヤックは、いずれも1人ないし2人で小型の船に乗り、パドルで漕ぎ進めていくというアクティビティです。
カヌー・カヤックと聞くと難しそうに感じてしまうかもしれませんが、実際には操船の難易度は高くありません。
初心者でもすぐに慣れて、座間味島の美しい海の情景に浸ることができるでしょう。
2人でも乗れる点も魅力であり、お友達同士やカップル、親子など、さまざまなシチュエーションにおいて多様な楽しみ方ができるアクティビティとなっています。
SUP
そしてもう1つおすすめさせていただきたいのが、SUPことStand Up Paddleboardです。
こちらのアクティビティは、大判のサーフボードや専用のSUPボードを海面に浮かべ、その上に立った状態でパドルを使い、海を漕ぎ進めていくというものです。
ボード1枚を頼みに海面に立つことによって、海上の光景をより鮮やかに楽しむことができます。
こちらのアクティビティも難易度は低く、お子様から高齢の方まで幅広く参加できる点が嬉しいポイントです。
座間味島の海の情景を思う存分味わうのであれば、ぜひSUPにチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
座間味島内のおすすめ観光スポット
続いて、座間味島の観光スポットについて見ていきましょう。
座間味島には数多くの観光スポットがあり、場所ごとに異なるさまざまな魅力を見せてくれます。
この記事ではその中から特に人気が高いスポットを3ヶ所ご紹介させていただきます。
古座間味ビーチ
まず、座間味島観光といえば欠かせないのが、「古座間味(ふるざまみ)ビーチ」です。
海と砂浜の美しさに定評があり、沖縄県ならではの美しい光景を目にすることができる浜辺です。
このビーチはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星の評価を受けており、国際的な人気も高いスポットとなっています。
そのため、海外から訪れる観光客も多く、観光地ならではの賑やかなムードを楽しむことができるでしょう。
阿真ビーチ
続いて、島内の浜辺からもう1つ、「阿真ビーチ」をご紹介させていただきます。
こちらのビーチも古座間味ビーチと並んで美しい海に面しており、遠浅で波も穏やかなため安心して泳ぐことができます。
また、ロケーションにも優れており、安慶名敷島、嘉比島、阿嘉島と3つの島を浜辺から見渡せるのも大きな魅力です。
島を代表するビーチである古座間味ビーチに比べると訪れる人の数も多くないため、穏やかなひと時を過ごせるスポットとなっています。
高月山展望台
3つ目にご紹介させていただく「高月山公園」は、島内で随一の絶景と出会うことができる景観スポットです。
海抜約140mの高月山には展望台が設けられていて、そこからは慶良間諸島の海を一望することができます。
その名の通り山ではありますが、海抜140m弱の高さのもので、なおかつ遊歩道もあるため、安心して展望台に辿り着くことが可能です。
ケラマブルーの海に彩られた諸島の光景は、一生の思い出に残る美しさを感じられること間違いなしです。
阿嘉島
慶良間諸島における人気島として次に挙げられる阿嘉島も、ロケーションの美しさに定評のある島となっています。
有人島であることから観光しやすい環境が整っているのも特徴で、座間味島と同じ航路で島に渡ることができるのも嬉しいポイントです。
フェリーざまみ、またはクイーンざまみの船に乗れば、2時間未満で島に到着することができるでしょう。
阿嘉島で楽しめる人気のアクティビティ
座間味島と同じく美しい景観を有する阿嘉島でも、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。
以下の項目で、阿嘉島のおすすめアクティビティを見ていきましょう。
シュノーケリング
阿嘉島にも景観に優れた海辺が数多く存在しており、シュノーケリングは島を代表するアクティビティとして親しまれています。
慶良間諸島ならではの透き通った海中を遊泳する感覚は、県外ではなかなか味わえないものだと言えるでしょう。
カヌー・カヤック
シュノーケリングと同じく、カヌー・カヤックも阿嘉島の自然を堪能できるアクティビティです。
カヌー・カヤックの船上からクリアな海を見下ろせば、サンゴが群生している様子や熱帯魚たちが泳ぐ美しい光景を目の当たりにできます。
島巡りツアー
阿嘉島ならではのロケーションを楽しめるアクティビティとしておすすめさせていただきたいのが、阿嘉島の島巡りツアーです。
このツアーでは、港からビーチや集落、展望台などの名スポットをぐるりと一周し、見所が凝縮された観光ルートを楽しめるものとなっています。
阿嘉島を効率良く楽しむのであれば、ツアーに参加してみると良いかもしれません。
阿嘉島内のおすすめ観光スポット
阿嘉島にもいくつかの人気スポットがあり、いずれもぜひ足を運んでいただきたい場所となっています。
3ヶ所に絞ってご紹介させていただきますので、チェックしていきましょう。
北浜(ニシバマ)ビーチ
「北浜(ニシバマ)ビーチ」は、その漢字からもわかる通り島内の北部にありますが、沖縄独自の東がアガリ、西がイリ、南がヘー、北がニシという方角の表現に基づき、ニシバマビーチと呼ばれています。
名前はややこしく感じるかもしれませんが、北浜ビーチは古座間味ビーチと同等といっても過言ではない好ロケーションに恵まれたスポットです。
浅瀬にもサンゴが群生している点が魅力で、遠くまで泳がずとも安全に美しい海中を楽しむことができるでしょう。
お子様連れでの海水浴やシュノーケリングにも大変おすすめの浜辺となっています。
アマグスク展望台
島内に5つある展望台のうち、まず足を運びたいのが「天城(アマグスク)展望台」です。
ここは阿嘉島の集落の西端に位置しており、港からは15分足らずの所要時間でアクセスが可能です。
阿嘉島に隣接している海峡や阿嘉大橋、集落や浜辺を一望することができ、1ヵ所で島内の魅力を網羅できるスポットとなっています。
なお、西の端という立地のおかげで夕日に関する眺望にも優れており、南国の鮮やかな夕日が沈んでいく様をじっくり眺めたいという方には、ぜひ夕方に足を運んでほしいスポットです。
タキバル展望台
もう1つご紹介させていただきたいのが、島内の展望台で最も高い位置にある「中岳(タキバル)展望台」です。
こちらは約3kmにわたって上り坂を歩いていく必要があり、アクセス性には難がありますが、その標高の高さに見合うだけの眺望と出会うことができるスポットとなっています。
遠方に浮かぶ慶留間島まで見渡すことができるため、ぜひ訪れたいロケーションと言えるでしょう。
渡嘉敷島
渡嘉敷島は、座間味島と阿嘉島よりも本島からの距離が近いことから、時間的余裕を持ちつつ日帰り観光が楽しめるのが大きな魅力となっています。
もちろん慶良間諸島特有の美しい海をはじめとする自然景観にも恵まれていて、3つの集落を有する有人島という点も観光向きです。
渡嘉敷島の魅力についても、以下の項目で見ていきましょう。
渡嘉敷島で楽しめる人気のアクティビティ
上記2つの島と同様、渡嘉敷島でもアクティビティを堪能することができます。
渡嘉敷島の環境は特に潜水系のアクティビティに適しており、海の景観を思う存分味わうことができるでしょう。
シュノーケリング
渡嘉敷島を代表するアクティビティといえば、やはりシュノーケリングははずせません。
いくつものシュノーケリングに適したスポットが点在しており、初心者から上級者まで誰もがたっぷりとシュノーケリングの楽しさに浸ることができるはずです。
渡嘉敷島を訪れるのであれば、シュノーケリングは必ずプランの1つとして検討されることをおすすめします。
ダイビング
シュノーケリングと並び、渡嘉敷島を語る上で欠かせないアクティビティとなっているのがダイビングです。
島の周辺に20ほどのダイビングスポットが点在しており、ダイバーにとって天国のような環境であるとして楽園とも称されています。
ダイビングを本格的に楽しむためには資格の取得が必要ですが、渡嘉敷島では専属のインストラクターつきのツアーが開催されており、初心者でも楽しめるのが大きな魅力です。
ダイビングに参加したことがないという方は、ぜひ渡嘉敷島観光を機会にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
渡嘉敷島内のおすすめ観光スポット
渡嘉敷島を訪れるのであれば、島の主要な観光スポットも見逃すことなく巡っておきたいところです。
ここでは、渡嘉敷島について多くの魅力的なスポットから3つのスポットをご紹介します。
阿波連ビーチ
「阿波連ビーチ」は渡嘉敷島のメインビーチであり、全長が約800mという広々とした景観に定評があります。
ゆるやかな曲線を描いた湾は波の勢いが穏やかで、お子様連れでも海遊びを楽しみやすいビーチだと言えるでしょう。
また、観光人気が高いビーチであることから、トイレや売店、アクティビティ用品のレンタルなどもしっかり用意されているのが魅力的なポイントです。
ぜひ阿波連ビーチを訪れて、サンゴ礁や熱帯魚の姿を目にしてみてはいかがでしょうか。
渡嘉志久ビーチ
慶良間諸島の海の大きな特徴として挙げられるのが、ウミガメと出会うことができるという点です。
その中でも渡嘉敷島にある「渡嘉志久ビーチ」は、ウミガメと高確率で出会うことができるスポットとなっています。
波が穏やかなことから安心して海に入ることができ、ダイビングはもちろんシュノーケリング中でも、運が良ければウミガメたちと並んで泳ぐことができるでしょう。
愛らしいウミガメたちと出会いたいのであれば、ぜひ渡嘉敷志久ビーチに足を運んでみることをおすすめします。
阿波連園地(あはれんえんち)
最後にご紹介させていただく「阿波連園地」は、阿波連集落の南東に位置している公園のようなスポットです。
展望デッキや整備された歩道、一休みできる東屋などが備えられていて、渡嘉敷島のロケーションを堪能するのにピッタリなスポットとなっています。
そんな阿波連園地の展望デッキから見下ろせる景観には島の眺望の魅力がたっぷりと詰まっており、朝日と夕日の両方を眺められるのも大きな魅力です。
日帰り旅行を楽しむための注意点
慶良間諸島への日帰り旅行を楽しむ際には、帰りの便に注意しなければなりません。
離島ですので便を逃してしまわないよう、あらかじめ正確な時間を把握しておくようにしましょう。
また、島の中にお店などが少ないため、渡航後に食事を取ろうとしても難しい場合があります。
沖縄本島で食べられるものを確保してから島に行くことをおすすめします。
まとめ
今回は、沖縄本島における旅行プランの1つ、慶良間諸島への渡航に関する情報をご紹介させていただきました。
慶良間諸島には多くの魅力的なスポットが点在しており、美しい海を存分に堪能できるアクティビティも用意されています。
また、船の時間に気を付ければ日帰りで行くこともできるスポットとなっているため、ぜひ沖縄本島旅行とセットで楽しまれてみてはいかがでしょうか。