夏到来!慶良間の7月
目次
夏到来!慶良間の7月
ついにオンンシーズンの7月!ケラマブルーを最大限に満喫するなら、おすすめの夏です。7月後半から、夏休みのある学生さんは旅行にもってこいのシーズンですね。7月の慶良間諸島は、オフシーズンと比べてどんな魅力が詰まっているのでしょうか?
慶良間諸島ってどんなところ
慶良間諸島は、ケラマブルーと謳われる美しい海を持つ島嶼群です。大小20もの島々がありますが、全体が国立公園に指定されているほど、豊かな自然に満ちています。海に潜れば、竜宮城かと思うような色とりどりの魚たちとサンゴの景色を楽しむことができ、世界中のダイバーに愛されています。
沖縄本土からのアクセスも良く、日帰りで行くことができる島もあるため、毎年オンシーズンは観光客がたくさん訪れる観光スポットとなっています。
ただし、7月は台風の影響を受けて、本土と慶良間諸島をつなぐフェリーや高速船が欠航になることもありますので、注意が必要です。
慶良間諸島を構成する3つの島
慶良間諸島にはいくつか有人島があり、どこも観光業で栄えていますが、その中でも観光客が多く訪れる3つの島の観光スポットについて簡単にご紹介します。
阿嘉島
島の魅力・特徴
阿嘉島は、座間味島行きの船を利用することでアクセスできる島です。特にオンシーズンは、すぐに船が満席になってしまいますので、事前の予約が必須です。
阿嘉島の観光スポットは、
・前浜ビーチ
・阿嘉ビーチ
・ニシバマビーチ
・ヒズシビーチ
・クシバルビーチ
・天城(あまぐすく)展望台
・中岳展望台
・阿嘉大橋
・シロの像
となっていて、見所もたくさん!この中のいくつかは後ほどご紹介していきます。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーざまみ・・・約90分
高速船クイーンざまみ・・・約50分

渡嘉敷島
島の魅力・特徴
渡嘉敷島は、那覇からたった35分程度で行けてしまうので、日帰り観光でも楽しめてしまう観光スポットです。渡嘉敷島の観光スポットは、どんなところがあるのでしょうか?
・阿波連ビーチ
・とかしくビーチ
・阿波連展望台
・無人島「ハナリ島」
・トンネル岩
・阿波連園地
・港が見える丘展望台
・西展望台
・東展望台
阿波連ビーチはたくさんの観光客が訪れる、ケラマブルーの名所!その分周辺の飲食店やマリンショップなども充実していて、遊ぶには申し分ない環境となっています。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーとかしき・・・約70分
マリンライナーとかしき・・・約35分
座間味島
島の魅力・特徴
冬季シーズンは、ザトウクジラが子育てのために訪れるという座間味島。港にはクジラのモニュメントが置かれています。
・古座間味ビーチ
・阿真ビーチ
・チシ展望台
・稲崎展望台
・女瀬(ウナジノサチ)展望台
・高月展望台
・平和之塔
・神の浜展望台
・マリリンの像
多くの観光スポットがありますが、とにかくビーチが特徴的!古座間味ビーチも阿真ビーチもそれぞれの魅力があります。詳しくは後ほどご紹介していきます。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーざまみ・・・約90分
高速船クイーンざまみ・・・約50分

慶良間の魅力
世界を魅了するケラマブルー
慶良間諸島の海は、沖縄本土と比べても透明度が高いことで知られています。透明度が高いことによって、太陽の光を海の深部まで通すことができるため、サンゴがよく育つと言われています。
また、浜はそういったサンゴたちの死骸でできており、海の水をろ過してくれます。そういった循環によって、高い透明度を保つことができるのです。これが、世界中のダイバーが憧れるケラマブルーの秘密です。
マリンアクティビティの聖地
ケラマブルーが世界に名をとどろかせたのは、なんといっても2009年にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得したことに由来します。これによって世界中のダイバーがその海の美しさを知るところとなりました。


壮大な大自然
ケラマブルーが世界中に知られるようになると、当然ながらたくさんの観光客が慶良間諸島を訪れるようになりました。もちろんそれまでも観光客はいましたが、ぐっと増えたのです。そんな中で、慶良間諸島の自然を守るべく、2014年には島全体が国立公園に指定されました。
約250種類も生息するというサンゴ、これは日本のサンゴの約60%であると言われています。日本のサンゴの故郷とも言えますね。
さらに、ウミガメの産卵地であるビーチ、ザトウクジラが子育てに訪れる最高の環境、これらは慶良間諸島にしかない、自然の宝物なのです。
慶良間の7月とは
夏突入の7月!慶良間諸島の7月は、下旬こそ台風の心配が出てきますが、上旬は例年比較的落ち着いた天気が多く、旅行客もグッと増えるオンシーズンとなります。
慶良間諸島に向かう高速船やフェリーは予約でいっぱいになる日が多いので、早めの予約をとって準備をする必要があります。
慶良間の7月の気候
慶良間諸島の7月は、平均気温が25~32℃となり水温が28~30℃となりますので、まさに常夏の楽園状態です。陽射しも強くなりますが、実は本土の気温の方が高い日が多いので、日陰に入ると十分涼しいのも嬉しいところ。
下旬になると、台風が増えてくるので心配ですが、上旬は安心して満喫することができます。
7月の慶良間の服装と持ち物
7月に適した服装
7月の慶良間諸島では寒さの心配は一切必要ありませんので、夏を満喫できる軽装で良いでしょう。ただし、日焼けが気になる人は薄手の羽織る物があると良いです。陽射しが強いので、紫外線対策はしっかりと行いましょう。
7月の持ち物
軽装を中心とした服装と、日焼け止めグッズは必須となります。水着と合わせてビーチサンダルがあると、快適に過ごすことができます。ビーチサンダルや浮き輪などは現地でも調達できますので、ご安心ください。
また、海で遊ぶ時には水着のみで十分ですが、慶良間諸島の浜はサンゴの死骸でできているため、足を傷めることもあります。できたら、マリンシューズもあると良いでしょう。ダイビングスーツは薄手のもので大丈夫です!
7月の慶良間の主なイベント&楽しみ
主なイベント
観光客がグッと増える慶良間諸島では、観光客も楽しめるイベントが開催されています。上旬には、座間味ヨットレース、下旬には鯨海峡とかしきまつりというお祭りがあります。
座間味ヨットレースは、宜野湾マリーナ起きから座間味港までの海を大型のヨットで競い合うレースとなっています。
鯨海峡とかしきまつりは、渡嘉敷村で行われるお祭りの中で最大規模のものだと言われています。沖縄伝統の太鼓演奏やエイサーなどを見ることができ、夜には満点の星空に打ちあがる花火を見ることができます。
楽しめるポイント
座間味ヨットレースは、見るだけでももちろん楽しいですが、レース後に行われるヨットの無料体験試乗会がおすすめです。日常でヨットに乗る機会って、なかなかないと思うので、是非このレースの後に余裕があったら参加してみてください。ケラマブルーの海を、ヨットで漂うのも乙ですよ!
例年行われている、鯨海峡とかしきまつりですが、2020年の開催は新型コロナの影響を鑑みて、中止となってしまいました。2021年はどうなるか、まだわかりません。お祭りが開催されると、夜の花火大会が大人気で、観光客が繰り出す名物行事となっています。最近では、最終日に打ち上げられる花火と共に披露されるレーザーショーも人気となっています。せっかく7月に慶良間諸島に訪れるなら、見ておきたい光景でしょう!
7月の慶良間の注意点
6月下旬に梅雨が明けると、以降7月に入ってからは降水量がぐんと減り、過ごしやすい天気の日が続きます。陽射しが強くなるので、日焼け対策は必須となります。どれくらい陽射しが強いかというと、本州の紫外線量の1.5倍にもなるのだとか!いつも以上にUVケアが必要ですね。
気になるのは台風です。これまでの統計によると、7月の沖縄に上陸する台風の数は1.4個となっています。ただし、沖縄の台風は本州のそれとは比べ物にならない勢いを持っているので、長時間暴風圏に入ってしまい建物から出られないということが起きてしまいます。そうなるとせっかくの旅行が台無しですので、7月下旬は特に注意して天気予報をチェックしておきましょう!ある程度柔軟に旅程を組むと、台風にぶつかった時に安心です。
慶良間で楽しめるアクティビティ
慶良間諸島のオンシーズンで楽しめるマリンアクティビティについてご紹介していきます!
シュノーケリング
所要時間:2時間~
基本的な装備は、レンタルショップなどのツアーを利用することでレンタルすることができますし、初心者でも簡単に挑戦することができるアクティビティです。特に、浅瀬の海の中の景色を堪能できるので、小さなお子さん連れでも楽しむことができます。

ダイビング
所要時間:3時間~
ダイビング初心者でも参加できるツアーがたくさん用意されています。装備の関係や、難易度の高さから所要時間は他のアクティビティよりも長くなります。半日程度費やす場合も。
しかしその分、シュノーケリングよりも深い海の中を楽しむことができるため、時間のある人には是非体験して欲しいアクティビティです。
SUP
所要時間:2時間~
SUP単体のツアーよりも、シュノーケリングなどと組み合わさっているツアーが多いです。SUPでプライベートビーチへ向かった後にシュノーケリングをするツアーは、楽しさ2倍です!
どちらも、初心者が簡単に挑戦することができるアクティビティなので、様々なアクティビティを楽しみたい人におススメです。

カヌー・カヤック
所要時間:1時間~
比較的安く、必要な装備も少なく挑戦できるアクティビティです。提供されているツアーでは、カヌーやカヤックに乗って、無人島へ旅をするものが多いです。
プライベートビーチに到着した後は、シュノーケリングなど各々やりたいことを満喫するプランが多い模様。クリアカヤックなどに乗ることができれば、ケラマブルーを満喫しながら海の旅を楽しむことができます。


クルージング
所要時間:6時間~
シュノーケリングやダイビングスポットに向かうために利用する人もいれば、サンセットやナイトクルーズを楽しむ人もいます。クルージングツアーを利用すると、必要な装備を無料で借りることができるということもあって、クルーザーをチャーターする人も多いのです。
その分料金は、1日165000円~と高くはなりますが、他の参加者や時間を気にせずにケラマブルーを満喫できる一番贅沢なアクティビティです。
ホエールウォッチング
所要時間:6時間~
ホエールウォッチングは冬季シーズンにおススメのアクティビティです。オンシーズンは残念ながらクジラに出会うことができないため、無人島への上陸ツアーとなっている場合が多いです。
クジラには出会えませんが、タイミングが合えばウミガメやマンタの遊泳を見ることができます。所要時間が長めなので、時間がある方におススメです。

慶良間のおすすめ観光スポット
最初の方で紹介した通り、慶良間諸島には様々な観光スポットがあります。今回はビーチを中心に、簡単にご紹介していきます。
古座間味ビーチ(座間味島)
このビーチこそ、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得し、ケラマブルーを世界に知らしめたビーチです。沖縄本土を拠点に日帰りで訪れることもでき、シャワー・トイレなどの設備も完備。レンタルショップも充実しており、ケラマブルーを思う存分楽しむことができます。
阿真ビーチ(座間味島)
座間味島の西側にある阿真ビーチは、古座間味ビーチほど観光客が訪れない比較的静かなビーチです。
キャンプ場も近くにあるため、アウトドア好きにはたまらないロケーション!人が少ないビーチでゆったりと、ケラマブルーを楽しみたい人におススメのスポットです。
阿嘉大橋(阿嘉島)
阿嘉島にある阿嘉大橋は、港から徒歩数分のところにある大きな橋です。この橋から眺めるケラマブルーの美しさは言葉にできません。
阿嘉島を訪れるなら是非、足を運んでほしい観光スポットです。特に夕方は、サンセットの美しい風景を目にすることができるでしょう。
阿波連ビーチ(渡嘉敷島)
阿波連ビーチは全長800mほどのビーチで、湾になっているため波が穏やかであるという特徴があります。小さなお子さんも安心して楽しむことができます。
とにかく透明度が高いので、シュノーケリングがおススメ!海の中の景色をしっかりと目に焼き付けてきてください。
トカシクビーチ(渡嘉敷島)
トカシクビーチは、ウミガメがやってくることで知られているビーチです。シーズン中は、シュノーケリングでもダイビングでも高確率でウミガメの姿を見ることができます。
防水カメラがあると、写真に収めることができていいいかもしれません!ウミガメに触れることは禁止されているので、マナーを守って楽しむようにしましょう。
まとめ
ついにオンシーズンを迎える7月。待ちに待った!とわくわくされている方も多いのではないでしょうか。たくさんの観光客が訪れるシーズンとなりますので、宿泊施設や船などの予約は早めに済ませておきましょう。
また、台風を確実に避けたい場合は、できるだけ7月上旬に旅程を組むことをおススメします。