
最高の気候!慶良間の6月
目次
最高の気候!慶良間の6月
初夏の風が吹く6月!ぐっと気温と水温が上がり、過ごしやすくなる季節がやってきます。慶良間諸島のほとんどのビーチで海開きが行われ、海水浴やマリンアクティビティを楽しむためにやってくる旅行客が増えてくるシーズンでもあります。
同時に梅雨入りでもありますので、雨の日が多くもなります。ただ、慶良間諸島は空梅雨が多いことでも有名。毎日ずーっと雨が降り続けるわけでなく、6月下旬になるとすっかりと夏の天気に!
さあ、6月に訪れる慶良間諸島にはどんな魅力があるのでしょうか?
慶良間諸島ってどんなところ
慶良間諸島は、那覇の泊港から西へ約40㎞のところにある、島群です。一番近い渡嘉敷島へは日帰りで行けるほどの近さ。この島の何が魅力かというと、100を超えるダイビングスポットを持つケラマブルーと言われる海です!
この海は、透明度が非常に高く、さらに種類豊富なサンゴのおかげで真っ白な浜があり、まさにマリンアクティビティの天国と呼ばれるほど!多くの観光客が、この海を楽しむために毎年訪れています。
慶良間諸島を構成する3つの島
慶良間諸島は、大小20余りの島で構成されています。さらに、その多くが指定域として、国立公園として登録されているのです。これは、国内最大級規模の国立公園として広く知られています。
そんな慶良間諸島には、人が住む島がいつくかあります。今回はその中でも3つの島についてご紹介していきます。
阿嘉島
島の魅力・特徴
阿嘉島は、宿泊施設が20件もある観光客向きの離島です。7・8月はハイシーズンなので、予約でいっぱいになっていますが、6月は梅雨ということもあって観光客が少なく、まさに穴場!この時期は例年、予約が取りやすくなっています。
また、こうした島の宿泊施設を利用することで、阿嘉島の最も有名なビーチであるニシバマビーチなどに、無料送迎してもらえるサービスを受けることができます。沖縄の食材を楽しめるレストランやバーなども充実してますので、観光にぴったりの島となっています。
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーざまみ・・・約90分
高速船クイーンざまみ・・・約50分

渡嘉敷島
島の魅力・特徴
渡嘉敷島は慶良間諸島の中で、那覇から最も近い島となっています。その距離はなんと30㎞ほどとなっていて、本当に近いですね!日帰りで遊びに行けるのも魅力的ですが、宿泊施設も充実しています。
渡嘉敷島と言えば、ケラマブルーを楽しめるビーチもおススメですが、展望台も言わずと知れた観光スポット!特に、阿波連崎展望台からは、慶良間諸島の他の島々を眺めることができます。慶良間諸島の雄大さを肌で感じることができるスポットの一つですね!
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーとかしき・・・約70分
マリンライナーとかしき・・・約35分
座間味島
島の魅力・特徴
座間味島は、慶良間諸島の島々の中で、中心に位置する島です。
大昔は、唐船貿易の中継地として重要な役割を果たしていました。この島では、座間味集落・阿佐集落・阿真集落という3つの集落があります。それぞれに宿泊施設やグルメスポットなどがあって、この3か所を巡る旅をする観光客も少なくありません。それぞれの集落にどんな色があるのかを探索するのも楽しいですね!
小さな島ではありますが、観光業に力を入れているため、長期滞在しても不自由なくそして楽しむことができる島の一つです!
那覇空港・泊港からの行き方
那覇空港泊港
タクシー・・・10~15分
ゆいレール・・・25分(那覇空港駅から美栄橋駅・その後徒歩)
泊港(那覇市)→阿嘉島
フェリーざまみ・・・約90分
高速船クイーンざまみ・・・約50分

慶良間の魅力
世界を魅了するケラマブルー
沖縄はどこへ言っても海が美しく、特に県外に住む人たちにとっては憧れの地ですよね。沖縄本島を拠点にして、海で海水浴やダイビングを楽しむ人も多くいるでしょう。
しかし、その本島から日帰りで行ける慶良間諸島の海は、本島の海とは比べ物にならないほど美しいことをご存じでしょうか?人は、「ケラマブルー」と呼び、多くのダイバーが憧れる聖地とされています。
本島の海と何が違うかと言うと、透明度の高さです。一度訪れてみれば一目瞭然。その透明度の高さに目を奪われることでしょう。
マリンアクティビティの聖地
先ほども申し上げた通り、慶良間諸島最大の魅力「ケラマブルー」で堪能するマリンアクティビティは、世界中の人々を虜にする素晴らしさを持っています。
特に、ダイバーにとっては一生に一度は訪れたい海として名高いのです。この透明度の高い海を潜って見る景色は、言葉にできない美しさがあります。


壮大な大自然
慶良間諸島は、国立公園に指定されるほどの壮大な自然を携えています。透明度の高い海は、種類豊富で元気に育ったサンゴのはたらきによるものです。そんな美しいケラマブルーでは、毎年ザトウクジラが繁殖するために訪れます。
さらに、ウミガメも産卵を行うなど、多くの生き物の拠り所となっています。海だけでなく、草木も非常に豊富です。亜熱帯海洋性気候に属する慶良間諸島では、620種類以上の植物が育っているのです。
そんな大自然の中で、渡り鳥が訪れたいりマダラトカゲもどきという希少生物が生息していたりと、豊かな自然によって育まれる生態系も魅力の一つとなっています。
慶良間の6月とは
5月以降、サンゴが産卵の時期に入るため、海の色が少しずつ変わっていくことをご存じでしょうか?ケラマブルーはより蒼くようになり、ますます観光客も増えてくるようになります。
慶良間の6月の気候
6月の平均気温は21~26℃となり、かなり暖かくなります。Tシャツ・短パンで過ごしても問題なく、海に入る時も水着だけで十分となります。水温は25~27℃となりますので、夏真っ盛り目前の過ごしやすい温度となります。
6月の慶良間の服装と持ち物
6月に適した服装
気温が高いので、Tシャツ・短パンで過ごすことができます。一方で陽射しが強いので、薄手の羽織る物などで日除けをした方がいいかもしれません。
6月の持ち物
日除けグッズは必須です。日焼け止め、日傘、防止、サングラス、など必要な物は事前に縦鼻しましょう。また、海に入る際には水着だけでも大丈夫ですが、長時間入る予定がある場合はラッシュガードなど日除けがあった方が良いでしょう。
6月の慶良間の主なイベント&楽しみ
慶良間諸島の6月は、どんなイベントがあるのでしょうか?
主なイベント
6月の慶良間諸島では、5月同様マンタがよく見られるようになります。また、イベントとしてはサバニ帆漕レースというのが座間味島で行われます。これは、古座間味ビーチから那覇までの距離をサバニに乗って競うレースで、毎年の恒例イベントとなっています。
サバニとは、沖縄に古くから伝わる舟で、長さ5~10m程度のものを言います。30年ほどくらい前の最近まで、沖縄の漁師はこのサバニを操って、漁を行ってきたという事実が残るほど、伝統的なものなのです。
このレースに参加する人たちは、沖縄の伝統を重んじつつ、1年がかりで準備をしているのです。残念ながら、2020年に開催予定だったレースは、新型コロナの影響を鑑みて中止となりました。
楽しめるポイント
なんと言っても、伝統のサバニをたくさん見られるサバニ帆漕レース。この様子を見られるのは、1年でこの時期しかありません!
ちなみに、知っている人は知っていると思いますが、サバニはオリンピックでも注目されています!昨年開催予定だった東京オリンピックの聖火リレーでは、サバニを使って古座間味浜から聖火を運ぶことになっていました。多くの人たちに、サバニが知られるきっかけとなりますよね。
今年、オリンピックの開催がどうなるかわかりませんが、聖火リレーの様子を見て、サバニに興味を持つ人が増えるのではないでしょうか!
6月の慶良間の注意点
沖縄では、毎年5月初旬に梅雨入りし、6月下旬ごろに梅雨明けするという平年値というのがあります。その年によって誤差がありますが、6月は比較的雨の日が多いのも事実です。
慶良間諸島の海は透明度が高いことで有名ですが、雨が降ってしまうとその透明度も下がり満足に楽しむことができません。ですから、6月に慶良間諸島を訪れるなら、梅雨明け晴れの日が続く6月下旬、特に最終週がおススメです!
もちろん、6月の中で空梅雨と言って、雨が降らない日もありますが、そればっかりはこの日!と言うことができないので、確実に晴れの日を楽しみたい人には、梅雨明けをおススメします。
慶良間で楽しめるアクティビティ
6月に楽しめるマリンアクティビティの魅力について、簡単にお伝えしていきます!
シュノーケリング
海の浅瀬で楽しむことができるシュノーケリング。6月のケラマブルーでは、ウミガメに出会うことができるかも?
運が良ければ一緒に泳ぐことができるかもしれません!ただし、この時期は台風シーズンでもあるので、天候が悪い時は海に入れないのがネックです。

ダイビング
慶良間諸島の6月は、ダイビングシーズン初頭!ダイビングでもウミガメに出会うことができますが、他にもマグロやカツオなどといった魚たちを見ることができます!
水温も26~29℃と高くなっているので、軽装備で挑めるのも嬉しいところです。
SUP
ケラマブルーと合わせてサンセットを楽しむツアーなど、多くの人が気軽に楽しむことができるSUP。
少人数制で行われるツアーがほとんどなので、広大な海の上に寝そべりながら夕日色に染まる海と空の景色を満喫することができます。天気がいい日におすすめのアクティビティです。


クルージング
クルーザーに乗って、ダイビングやシュノーケリングスポットに行くのもいいですが、クルーザー自体も楽しめる装備がついているものがあるってご存じでしょうか?
ウォータースライダーやトランポリンなどがついたクルーザーに乗って旅に出れば、最高のアトラクションとなります!お子さんに人気のアクティビティです。
カヌー・カヤック
壮大なケラマブルーを進むカヌーの旅もおススメですが、アマゾンを探検しているかのような気分を味わえるジャングルマングローブの旅もおすすめ!
カヌーやカヤックに乗って、マングローブ林を漕ぐのは探検家になった気分になるでしょう。小さなお子さんから、ご高齢の方まで楽しめるアクティビティです。


ホエールウォッチング
6月は残念ながら、既にシーズンを終えてしまっていますので、鯨に出会うことは難しいかもしれません。
ホエールウォッチングツアーの多くは、6月以降は無人島への上陸ツアーとなっていることが多く、別の楽しみ方になりそうです!

慶良間のおすすめ観光スポット
古座間味ビーチ(座間味島)
古座間味ビーチは、座間味島にある一番有名で人が集まるビーチです。シャワーや売店、レンタルショップがそろっていますので、水着だけ持っていけば存分に楽しむことができます。
サンデッキが無料で開放されているのも魅力の一つ。シュノーケルがおススメです!
阿真ビーチ(座間味島)
座間味島にある阿真ビーチは海水浴を存分に楽しむことができる素敵なビーチです。ウミガメがよく見られることで有名ですね。
阿真ビーチの海底は、サンゴの死骸が多く転がっているためマリンシューズがあると快適に遊ぶことができるでしょう!
阿嘉大橋(阿嘉島)
阿波連ビーチ(渡嘉敷島)
阿波連ビーチは渡嘉敷島で一番有名なビーチです!実はこのビーチの近くには、渡嘉敷村青少年キャンプ村というキャンプ場があります!テントの貸し出しを行っていて、キャンプを楽しみながらビーチで遊ぶことができるのが魅力。
宿をとらずに、ここで一夜を明かして思う存分遊ぶというのも一つの手ですね。ちなみに、コンセントが使えるところもあるので結構快適です。
トカシクビーチ(渡嘉敷島)
渡嘉敷島の中央付近にあるビーチです。このビーチは遠浅なので波が穏やかで、何よりハブクラゲなどがいないため、小さなお子さん連れでも安心して海水浴を楽しむことができます。
ちなみに、ビーチの隣にはきちんと整備された森林公園もあるので、慶良間諸島の自然を堪能するのにおススメです。
まとめ
梅雨真っただ中の6月!台風シーズンともあって、観光客がぐっと減る時期でもあります。
しかし、6月下旬は梅雨も終わり、天気も落ち着く日が続きますし、何より海で遊ぶならちょうどいい気温・水温です。人が少ない時期を狙って旅行を楽しみたいなら、是非このシーズンがおススメです!