フェリーを利用して那覇空港から楽々上陸!アクセス方法・沖縄本島と慶良間諸島のそれぞれの魅力について
目次
沖縄本島と慶良間諸島
国内旅行における人気スポットをいくつか挙げる場合、多くの人は答えの1つとして沖縄を思い浮かべられるのではないかと思います。
年間いつでも温暖で朗らかな気候に包まれた沖縄本島は、いつ訪れても気分が高揚する素晴らしい観光スポット。
パスポートいらずで海外さながらの南国旅情を味わえるのが、人気の秘訣です。
そんな沖縄本島にある泊港から、さらに足を延ばすことで辿り着ける離島群、慶良間(けらま)諸島を、みなさまはご存知でしょうか。
飛行機を使って沖縄に着いたところからまた船旅と聞くと、大変そうに思われるかもしれませんが、慶良間諸島はそれだけの価値があるスポットとして高い人気を集めています。
そこで今回は、沖縄本島と慶良間諸島について、それぞれの魅力をご紹介させていただこうと思います。
沖縄旅行を検討されている際は、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです!
沖縄本島
まずは、実際に行ったことがあるという方も多いかもしれませんが、沖縄本島からチェックしていきましょう。
沖縄本島があるのは、鹿児島市よりもさらに700㎞以上南方の海です。
立地からも想像できるように、本土とは異なる亜熱帯の温暖な気候が特徴的な島です。
沖縄本島の魅力
沖縄本島の魅力は、景観、文化、気候、風土と挙げきれないほどの多岐に渡ります。
元は日本ではなく琉球王国として育まれてきた価値観やムードは、今も根底に流れており、戦後流入したアメリカ文化も存在しています。
観光が主要な産業となっている土地ならではの観光しやすさも、多くの人々を魅了してやまない理由の一つと言えるでしょう。
綺麗な海でのんびり過ごそう!
多数の魅力の中でも最も大きな観光資源とされるのは、やはりその美しい海。
沖縄の海にはサンゴ礁が群生している場所が多く、サンゴは海中での光合成によって海の水質を浄化し、透明度を高める作用を持っています。
青く美しい海での海水浴やアクティビティを目当てに沖縄を訪れる人々は、夏はもちろん冬場になっても後を絶ちません。
現地のグルメを堪能しよう!
沖縄は、食文化も本土とは異なります。
沖縄グルメの特徴として、まず思い浮かぶのは豚を多用するという点。
沖縄では、豚は鳴き声以外食べられると言われ、豚の耳はミミガー、豚の足はテビチ、豚の皮を剥いだものはチラガーとして売られている、インパクトある光景を目にできます。
スペアリブにあたる部位のソーキが入ったソーキそばや、三枚肉を角煮のように煮たラフテーなど、馴染みやすい料理もたくさん。
また、沖縄ならではの珍しい魚や海ブドウといった海産物や、マンゴーなどの南国フルーツ、アメリカさながらのステーキなどなど、バリエーション豊かなグルメも魅力的ですね。
大自然の中での最高のリラックスを!
そして、沖縄本島はその広さも特徴です。
離島とは言っても面積はかなり広大で、島内にはさまざまな自然景観が満ちています。
絶景を誇る崖や岬、神秘的な洞窟、サンゴ由来の真っ白な砂浜、亜熱帯植物の姿を多数見られる内陸部や、マングローブが生い茂った川など、ロケーションは多彩です。
都会では味わえない雄大な自然景観は、あなたの心身の深い部分にまでリラクゼーション効果をもたらしてくれることでしょう。
おすすめの観光スポット
それでは、沖縄本島の観光スポットをご紹介してみたいと思います。
挙げきれないほど魅力的なスポットばかりですが、ここでは5ヶ所をピックアップさせていただきました。
美ら海水族館
沖縄本島全域でナンバーワンの人気観光スポットといえば、沖縄の海に住む熱帯魚や稀少な魚たちが一堂に会している、美ら海水族館です。
美ら(ちゅら)とは沖縄現地の言葉で美しい、清らかなという意味であり、その言葉に違わぬ美麗な展示を目にすることができます。
おすすめポイント
「沖縄の海との出会い」というのが、美ら海水族館のコンセプト。
浅瀬、サンゴ礁、深海など海の環境別に展示が分かれており、ただ綺麗な魚たちを見られるというだけでなく、種類ごとの住まう環境を学びながら観察することができます。
また、水族館のマスコットキャラにもなっているジンベエザメの長期飼育に成功しているのは、美ら海水族館が世界初なので、とても貴重な展示だと言えるでしょう。
ナンヨウマンタも同様であり、他にも新種や稀少な生き物たちの姿を多々見られる沖縄ならではのスポットとなっています。
那覇空港からの行き方
美ら海水族館の住所は、沖縄県国頭郡本部町石川424。
那覇市内よりもかなり北方に位置しており、基本的に観光客の多くはレンタカーを利用して足を延ばします。
レンタカーのカーナビを利用し、施設名でルート検索するのが最も確実でしょう。
また、施設名で検索できないカーナビも一部あるため、その場合は「海洋博記念公園」かマップコード553075797での検索が推奨されています。
首里城
沖縄の前身、琉球王国が栄えていたことの証として現存しているのが、県内各地に点在しているグスク(城)です。
9つのグスク群は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」という括りで、ユネスコの世界遺産登録を受けており、世界的に見ても稀少な史跡だということがわかります。
おすすめポイント
そのグスク群の代表格が首里城。
朱色に染められた建造物は琉球文化の象徴として広く知られており、メディアなどを介して、その姿を目にしたことがある方も多いかと思います。
2019年に大規模な火災が生じて広い範囲が焼失してしまったことが記憶に新しいところですが、現在順調に復興が進められている最中であり、エリアによっては見学も可能です。
これまでにも首里城は4度もの火事による焼失を経験していて、その都度新たに復元を経てきたという歴史があります。
その歴史に想いを馳せながら眺めれば、今の姿も十分に一見の価値があるものだと言えるでしょう。
那覇空港からの行き方
首里城があるのは、沖縄県那覇市首里金城町1。
ランドマークのようなスポットですのでルート検索は容易で、レンタカー移動の際はナビで「首里城公園」と調べると良いでしょう。
バス移動であれば、「首里城公園入口」のバス停が最寄りです。
国際通り
沖縄本島を訪れた方の大半が一度は足を運ぶ繁華街が国際通り。
その名通り、国際色豊かな店舗が立ち並ぶ商業エリアであり、ブティックなどの商業施設からオシャレな飲食店、バーなどの夜の店まで、多種多様な施設が軒を連ねています。
おすすめポイント
国際通りの中心地は、商店街です。
ファッションや各種カルチャーの流行の中心地であり、食べ歩きを楽しめるグルメエリアでもあります。
お土産を買える店も多く、県庁付近であることから、アクセス性も抜群。
ホテルなども集まっていますので、この一帯を観光の拠点とするのも良いでしょう。
那覇空港からの行き方
国際通りは、那覇空港からほど近い位置であり、レンタカーの他に都市モノレールであるゆいレールの利用もおすすめです。
レンタカーの場合は距離5㎞、時間にしておよそ15分程度の道のり。
ゆいレール利用の場合は、国際通りの西側の「県庁前駅」か東側の「牧志駅」で降りましょう。
万座毛
沖縄本島随一のリゾートエリアとして有名なのが、那覇市よりも北側の本島中部西海岸沿いに広がる恩納村エリア。
そんな恩納村には沖縄本島でも一、二を争う自然景観スポットがあり、その1つが高さ20m、隆起サンゴから成る琉球石灰岩でできた崖、万座毛(まんざもう)です。
おすすめポイント
万座毛からは東シナ海を一望することができ、青色やエメラルドグリーンにきらめく海を見下ろせる本島屈指の景勝地となっています。
さらに、万座毛の崖の上は芝生広場になっているため、一帯を豊かに覆った亜熱帯植物と併せて南国らしいゆったりとした自然景観を楽しむことができるのです。
那覇空港からの行き方
万座毛の住所は、沖縄県恩納村字恩納2767。
ここは沖縄本島の中でも有名なスポットなので、カーナビ検索で「万座毛」と入力するだけで、問題なく道順が表示されるでしょう。
また、公共交通機関を利用される場合は、「万座ビーチ前」が最寄りのバス停となっています。
青の洞窟
恩納村エリアにはもう1つ、青の洞窟という本島屈指の観光スポットが存在しています。
ここは、海際にある洞窟であり、洞窟の中が青々とした自然光で輝いているという不思議な現象で人気のスポットなのです。
おすすめポイント
青の洞窟は、秘境めいた神秘的な景観が楽しめる土地でありながら、足を運びやすいアクセス性の良い立地をしています。
真栄田岬(まえだみさき)という景勝地と隣接しており、その岬には広い駐車場があるため、訪れるのが容易なのです。
また、真栄田岬ではシュノーケリングなどのアクティビティツアーが実施されており、青の洞窟の青く輝く海面への潜水を楽しめるという点は、大きな魅力と言えるでしょう。
那覇空港からの行き方
青の洞窟の住所は、沖縄県国頭郡恩納村真栄田469-1。
レンタカーで青の洞窟を目指す場合、「青の洞窟」よりも「真栄田岬」と検索するほうが確実です。
最寄りのバス停は「久良波」ですが、そこから徒歩で15分と少し時間がかかることを事前に確認しておきましょう。
慶良間諸島
ここでは、慶良間諸島について見ていきたいと思います。
沖縄本島からさらに移動する必要のある離島ですが、慶良間諸島までは日帰りで赴くことも可能です。
慶良間には、本島にはない魅力がたくさん詰まっています!
慶良間諸島ってどんなところ
慶良間諸島があるのは、沖縄本島からさらに西へおよそ40㎞の距離。
恩納村などの西海岸から望める東シナ海に浮かぶ島々であり、5つの有人島を含む36の島によって構成されています。
沖縄本島からさらに離れた離島だけあって、どの島も海の美しさに定評があり、混雑しがちな沖縄本島と比べると落ち着ける環境で南国旅情を味わえることで人気です。
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フェリーチケットの買い方・注意点
慶良間諸島へと赴く際は、いずれの島に向かう場合も那覇市内にある泊港が玄関口となります。
しかし、慶良間諸島への渡航には、いくつかの注意点があります。
まず気に留めておきたいのは、基本的に前日までの予約が必須という点。
特に、観光ハイシーズンとなる夏休み期間などは、予約をしていないと乗船できないことが多く、その他の期間も当日だと乗れる保証がないため、しっかりと席を押さえておきましょう。
予約受付は2ヵ月前から。
電話、FAX、webでの予約と3つの方法があるので、間違いのないよう慣れているものをご利用ください。
購入、発券は乗船当日で、15分前までが受付時間なので、遅れないよう注意しましょう。
また、夏場の沖縄は台風の影響で海が荒れることが多く、その日の天候によって船が欠航となってしまうことがあります。
午前8時に出航の可否が決まりますので、天候が優れない日はホームページなどで確認を怠らないようにしたいところです。
那覇空港から慶良間諸島までの行き方
上の説明と重なりますが、那覇空港から慶良間諸島へと向かう際は、まず市内にある泊港へと赴き、そこから乗船しての移動となります。
高速船とフェリーの2種類の船が用意されていますので、時間と料金を比較しつつ、最適な船を選びましょう。
那覇空港から泊港まで
泊港の住所は、沖縄県那覇市前島3-25-1。
レンタカーであればすぐに到着できますので、すぐ近くにあるとまりんアネックス駐車場か泊ふ頭地下駐車場の利用がおすすめです。
モノレールの最寄り駅は「美栄橋」で、そこから徒歩で10分ほど。
路線バスの最寄り駅は「泊高橋」、徒歩で8分前後です。
泊港から座間味港まで
座間味港までは「フェリーざまみ」と高速船である「クイーンざまみ」の2つの船が出ています。
荒れることがある航路のため日によって所要時間が異なり、フェリーだと長く見積もって120分、高速船が70分ほどです。
時刻表・料金表
時刻表はシーズンによって異なるため、ご旅行の予定に合わせて公式サイトを見るか問い合わせてご確認ください。
料金は、それぞれフェリーが往復で4090円、高速船は往復で6080円です。
泊港から阿嘉港まで
同じ慶良間諸島のうち、座間味島と阿嘉島は近い距離で隣接している島です。
そのため、阿嘉港までは座間味港行きと同じ船を利用することになります。
ダイヤによって寄港の順序が前後するため、降りるタイミングを逃さないようにしましょう。
また、2つの島を結んでいる安価な村内航路もあり、2島間の行き来は容易となっています。
時刻表・料金表
フェリー、高速船ともに料金は座間味港行きと変わりません。
村内航路の料金は300円です。
泊港から渡嘉敷港まで
渡嘉敷島への渡航に際しては「フェリーとかしき」、もしくは高速船の「マリンライナーとかしき」の利用が必要です。
上の2島よりは距離が近く、フェリーで70分、高速船で35分ほどを所要時間の目安と考えておきましょう。
時刻表・料金表
この航路は、シーズンによって時間帯が前後したり便数が増えたりといった、変化が見られるため、ご自身の旅行日程に合わせて公式の時刻表を確認しておきましょう。
料金はフェリーの往復が3210円、高速船の往復が4810円となっています。
泊港からナガンヌ島まで
上に挙げた3つの島は有人島でしたが、泊港からは無人島であるナガンヌ島へも足を延ばせます。
ナガンヌ島は、沖縄本島からかなり近距離であり、移動手段はフェリーのみで、所要時間の目安は約20分です。
時刻表・料金表
泊港からナガンヌ島へは、基本的に8:30、9:30、10:30の3便が出ています。
料金は大人往復4200円ですが、観光シーズンの7月から9月にかけてのみ5800円となるため、注意しておきましょう。
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慶良間の魅力
沖縄本島でも南国旅情はたっぷりと味わえますが、慶良間諸島まで足を延ばせば、よりディープな南国感に浸ることができます。
慶良間諸島は、2014年に国立公園として指定を受けているため、いわばそのロケーションの美しさは国からのお墨付き。
有人と無人が入り混じった離島群は、それぞれ独特のムードに包まれていて、毎年夏期になると羽を伸ばすために多くの人々が足を運びます。
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世界を魅了するケラマブルー
さんさんと降り注ぐ太陽を受けて宝石のように青く輝く海はケラマブルーと称され、多くの人々を魅了してやみません。
海底は群生したサンゴ礁と、それが砕けることで生まれた石灰質の砂で真っ白に染められていて、陽光を反射することで海の輝きが生まれているのです。
マリンアクティビティの聖地
慶良間諸島の海は、沖縄本島よりもさらに美しいと称する声も多く、諸島の海域には100を超えるたくさんのダイビングスポットが点在しています。
慶良間の海は、ダイビングの聖地として多くのダイバーたちを魅了してやみません。
また、シュノーケリングやSUPなどのさまざまなマリンアクティビティを浜辺で楽しむこともできるため、マリンアクティビティにおいて最適な環境があります。
壮大な大自然
都会然とした那覇市やリゾート地としての開発が進んでいる土地の多い沖縄本島とは様子の異なる、沖縄の原風景に近い自然と出会えるのも、慶良間諸島の大きな魅力。
亜熱帯気候特有の植物も多数見られ、ヤシの木に似たビロウやリュウキュウマツなどの群生地は、独特の景観となっています。
また、リュウキュウヤマガメなど、土地ならではの生き物たちが住んでいる点も、慶良間特有の景観と言えるでしょう。
ケラマブルーの魅力
ケラマブルーの海の美しさに呼び寄せられるのは人間だけではなく、生き物たちも同様です。
シュノーケリングやダイビングで海中に潜れば、多種多様な熱帯魚や海の生き物たちが一帯を鮮やかに彩っている様子を目にすることができます。
クリアな海中で望める光景は、さながら天然の水族館。
その美しさに心を奪われること間違いなしです!
おすすめの観光スポット
それでは、慶良間諸島の必見スポットを順にご紹介させていただきます。
数多くの魅力的なスポットの中から、沖縄本島に続いて5ヶ所をピックアップさせていただきました。
北浜ビーチ(ニシバマビーチ)
まずご紹介させていただくのは、阿嘉島随一の景観を誇る北浜(ニシバマ)ビーチ。
北なのかニシなのか不明瞭な名前に首を傾げられたかもしれませんが、沖縄においては東西南北をそれぞれアガリ、イリ、ヘー、ニシと呼称します。
地域によってそれぞれの名に違いはありますが、北をニシと呼ぶのはいずれの地域においても同様です。
そのため北浜(ニシバマ)という、一見風変りな名前となっているわけですね。
おすすめポイント
北浜ビーチに面した海はサンゴ礁が美しく、慶良間諸島でも屈指のシュノーケリングスポットとなっています。
トイレやシャワー、ちょっとした買い物のできる売店など、海遊びに嬉しい設備も揃っているため、観光で訪れやすいビーチと言えるでしょう。
那覇空港・阿嘉港からの行き方
先ほども述べた通り、那覇空港から阿嘉港までは那覇市の泊港を経由して行きます。
阿嘉港から北浜ビーチへは、徒歩で20分ほどの距離です。
自転車なら7分ほどで着きますので、レンタサイクルを利用するのもおすすめです。
古座間味ビーチ
阿嘉島の北浜ビーチと並ぶ観光ビーチとして有名なのが、座間味島にある古座間味(ふるざまみ)ビーチです。
あのミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星の評価を受けており、世界基準で見ても高い評価を得ていることがわかります。
おすすめポイント
古座間味ビーチは、3㎞にも渡って延びた三日月形の浜辺をサンゴ由来の白砂が埋めており、日差しを受けるとキラキラと純白に輝く光景が私たちの目を楽しませてくれます。
この浜辺の海は、慶良間諸島の中でも特に透明度が高いものとして知られていて、波打ち際から少し海へと入っていくだけでも熱帯魚たちの姿を見ることができるでしょう。
ここも人気のビーチだけにシャワーやトイレ、アクティビティ用具のレンタルショップなどが設置されているため、観光に適した環境になっています。
那覇空港・座間味港からの行き方
まず、座間味港へは那覇空港から泊港を経由して向かいます。
座間味港からは徒歩で20分なので、帰りの船の時間などを考慮すると、時間のロスが若干気になる距離感です。
村営バスであれば5分ほどで到着するため、そちらを利用するか、タクシーなどの利用を検討しても良いかもしれません。
阿嘉大橋
浜辺から少し趣向を変えて、交通の要衝である阿嘉大橋をご紹介させていただきましょう。
阿嘉大橋は、阿嘉島と慶留間島の間を繋いでいる橋であり、島へ向かうフェリーの船上からも、その大きな橋の姿を見ることができます。
おすすめポイント
阿嘉大橋は単なる橋というだけでなく、慶良間諸島随一の絶景スポットでもあるのです。
橋からは美しいケラマブルーの海を眺めることができ、海の透明度ゆえに海中を行き交う熱帯魚たちやウミガメのシルエットを見ることもできます。
那覇空港・阿嘉港からの行き方
那覇空港から阿嘉港へは先述のとおり泊港から向かいます。
阿嘉港から阿嘉大橋はすぐ隣であり、徒歩1分で到着できる距離です。
直に目視できる上に、かなり目立つサイズ感の橋なため、方向感覚に自信がない方であっても迷う可能性はまずありません。
阿波連ビーチ
続いて浜辺をもう1つ、渡嘉敷島から阿波連(あはれん)ビーチをご紹介させていただきましょう。
阿波連ビーチは渡嘉敷島の主要ビーチであり、白砂の浜、サンゴ、透明感に溢れた海とおよそ沖縄らしいロケーションがしっかりと備わっています。
また、全長も800mほどと手狭さを感じさせないサイズ感で、のびのびとした時間を過ごすことができるビーチです。
おすすめポイント
このビーチの嬉しい点は、地形がゆるやかな湾状になっていることに起因する海の穏やかさ。
寄せる波も静かなため、幼いお子様連れでも安心して海水浴を楽しむことができます。
また、トイレや売店、アクティビティ用具のレンタルなどの海遊びに必要な設備も一通り揃っているため、美しく広がるサンゴ礁を堪能するには、ピッタリの環境です。
那覇空港・渡嘉敷港からの行き方
那覇空港から泊港経由で渡嘉敷港へと目指します。
少し注意が必要なのは、渡嘉敷港から阿波連ビーチまでの距離が離れているという点です。
徒歩では1時間ほどかかってしまうため、復路を考えると、遊ぶ時間があまり取れなくなってしまいます。
路線バスであれば、バス停「阿波連ビーチ」まで20分ほどで到着するため、こちらの利用がおすすめです。
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ナガンヌ島
慶良間諸島観光において、離島らしさとリゾート感を両立させたいのであれば、無人島であるナガンヌ島へ渡航してみるのはいかがでしょうか。
ナガンヌとは「細長い」という意味であり、島はその名前通りに細く長い形状をしています。
徒歩での一周が、およそ30分ほどなので面積はそれほど広くはありませんが、人のいない島からは美しい環境が保たれたフォトジェニックな海を一望することが可能です。
定住している住民がいない無人島ではありますが、観光客向けのレストハウスや飲食店などが運営されているため、利便性がしっかりと確保されています。
おすすめポイント
沖縄各地の浜辺には、砕けたサンゴが研磨されて砂となったコーラルサンドでできているものが多数ありますが、ナガンヌ島はほぼ全域がそのコーラルサンドに覆われています。
石灰質の白砂で満たされた島が日光を受ければ、驚くほどの美しさを発揮し、青い海、青い空と合わさったコントラストは、まるで絵画さながらの美景です。
フォトジェニックこの上ない島でマリンアクティビティを楽しめば、最高にテンションが上がること間違いなし。
また、夏場にはウミガメが産卵に訪れることもある島なので、運次第ではウミガメに出会えるかもしれませんね。
那覇空港・泊港からの行き方
ナガンヌ島への渡航は、上の項目で記載させていただいた通りとなっています。
夏場とそれ以外で料金が変わる点は、しっかりと留意しておきたいところです。
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マリンアクティビティを楽しむなら慶良間諸島がおすすめ!
沖縄観光の目玉の1つと言えるのが、海を目一杯堪能することができるマリンアクティビティです。
その中でも、特にマリンアクティビティを楽しむのに最適な地と言えるのが慶良間諸島。
いずれの島でも景観に優れた浜辺からケラマブルーの海を望むことができ、最高のアクティビティ体験ができること間違いなしです!
慶良間で楽しめるアクティビティ
それでは、慶良間で盛んに楽しまれているアクティビティの数々をチェックしていきましょう。
美しい海と南国の太陽の下でのアクティビティには、未体験の方もハマってしまうこと間違いなしです!
シュノーケリング
まず、沖縄のマリンアクティビティの王様とも言えるのが、呼吸用の筒と水中メガネが一緒になったシュノーケルと他数点の軽装を身に着けて潜水を行うシュノーケリング。
シュノーケルを使って呼吸できるため、海面から顔を上げることなく長い時間の海中散歩を楽しむことができます。
楽しみ方・魅力
ケラマブルーの海は透明度が抜群なので、水中メガネ越しに見る海中の世界は、驚くほどのクリアさを誇っています。
サンゴと熱帯魚、さまざまなカラフルな生き物たちと、時にはウミガメを見られる体験は、他の土地では味わえない感動を与えてくれるでしょう。
特別な資格が求められない気軽さも嬉しいポイントで、どなたでも気負わず楽しむことができますよ。
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ダイビング
シュノーケリングと対のマリンアクティビティであり、より深く、より長く海中に滞在できるのがダイビングです。
こちらは、酸素タンクやレギュレーターとその他諸々の重装備が求められる代わりに、タンク内の酸素のおかげで、自由に呼吸しながら海中遊泳を体験することができます
楽しみ方・魅力
ダイビングの魅力は、なんといっても海との一体感。
まるで自分も慶良間の海に住む生き物たちの一員になったかのような幻想的で幸せな時間を過ごすことができるでしょう。
特に、慶良間諸島はダイビングの聖地と呼ばれていて、ツアーに参加して船で赴く絶景ダイビングスポットが数多く存在しています。
ライセンスの取得が求められるのは難点ですが、インストラクター同伴でライセンス不要の体験ダイビングツアーも多数用意されているため、そちらの利用も検討してみましょう!
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SUP
マリンアクティビティの中でも、近年人気が高まっているものを挙げるのであれば、Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)、通称SUPが一番かもしれません。
SUPは、大きめのサーフボードかSUP専用ボードに乗ってパドルで海を漕ぐというマリンアクティビティであり、優雅に海上を漂う感覚を味わうことができます。
楽しみ方・魅力
SUPは難易度が高くなく、老若男女を問わず気軽に楽しめるアクティビティです。
ボードがかなり大型なため波に揺られても安定しており、その安定性がバランスを保つための補助となってくれます。
そんなSUPが、飛躍的な人気の高まりを見せている理由は、フォトジェニックさ。
非常に写真映えするアクティビティであることから、インスタグラマーなどを中心に競技人口が広がったのです。
インスタ映えを狙いたい方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
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クルージング
慶良間諸島の島々と広々とした海のロケーションを堪能できるアクティビティとしては、遊覧船に乗ってのクルージングも大人気です。
優雅な船旅を楽しみながら眺めるケラマブルーの海は、海水浴などの最中とはまた違った美しさを楽しめます。
楽しみ方・魅力
クルージングの魅力は、多種多様なプランが用意されているという点。
例えば、時間帯だけでも慶良間の海は朝、昼、夜とそれぞれ大きく違った表情を見せてくれます。
さんさんと降る昼の太陽の下での航行は快活な楽しさに溢れており、沈んでいく夕日を眺められる夕暮れの航行は、静かな美しさに満ちています。
リピーターになって何度も異なる時間帯のクルージングを楽しむ方もいるほど、大きな魅力に満ちたアクティビティです。
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マリンスポーツ
沖縄旅行といえば、賑やかに楽しめるマリンスポーツも外せませんよね。
もちろん、慶良間諸島の浜辺でも、バリエーションに富んだマリンスポーツが広く楽しまれています。
楽しみ方・魅力
マリンスポーツと言ってもさまざまな種類がありますが、特に人気が高いのはジェットスキーです。
豪快に波飛沫を上げながらケラマブルーの海を駆け抜けていく爽快感は、この上なく痛快なものですよ。
また、ジェットスキーで牽引されて空中を舞うパラセーリングもあちこちで行われていますので、海だけでなく慶良間の空を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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カヌー・カヤック
カヌーとカヤックは、数々のアクティビティの中でもかなり参加のハードルが低いものと言えるかもしれません。
小舟とはいえしっかりと安定性があり、全身に水を浸す必要がないため、泳ぐのが苦手な方でも安心して参加できます。
楽しみ方・魅力
カヌーとカヤックの長所は、気ままに自分のペースで海上散歩を楽しめるという点。
慶良間の海は透明度が高く、船の上から海面を覗けばクリアな海を深く見渡すことができます。
また、2人乗りができるのも嬉しいところで、まだ1人でアクティビティを楽しむのが難しいお子様と一緒に乗って楽しめるというのも、人気の秘訣です。
もちろん、お友達同士やカップルで乗るのにも最適ですよ。
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ホエールウォッチング
最後にご紹介させていただくのは、慶良間ならではのアクティビティ、ホエールウォッチングです。
慶良間は、クジラを見ることができる土地として非常に有名で、ツアーに参加すれば高い確率でクジラたちの姿を見ることができてしまいます。
楽しみ方・魅力
時期は1月から3月頃に限られますが、慶良間諸島の海にはザトウクジラたちがやってきます。
毎年クジラたちは繁殖のために慶良間の海へと訪れるため、その時期になると非常に多くのクジラたちの姿が確認できるのです。
ダイナミックに潮を噴き上げるクジラがいたり、親子で一緒にいるクジラがいたりと、ほのぼのする光景と出会えることでしょう。
ちょうどその時期に慶良間諸島を訪れる機会があれば、ぜひ参加していただきたいツアーです。
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慶良間で楽しめるおすすめのツアー3選
これまでご紹介してきたスポットや、各種アクティビティに関連する、慶良間諸島の観光を満喫できるツアープランを3つピックアップさせていただきました。
下にツアー内容のご案内と併せて、詳細情報へのリンクを掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください!
まとめ
今回は、沖縄本島、そして慶良間諸島の観光についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか。
2つの島は同じ沖縄ではありますが、それぞれに異なる魅力が詰まっているのです。
沖縄本島を訪れた際は、ぜひ慶良間諸島での観光も楽しまれてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。